クルーズヴィンテージラインの”JM”
現代的なミュージシャンに向けたアプローチで登場です。
販売価格:¥396,000(消費税込み)
「ヴィンテージギターの音色と現代的な弾き心地」を兼ね備えたクルーズマニアックサウンド/ヴィンテージラインにJMスタイルが加わりました。JMモデルは過去に数回製作されましたが、今回はプリセットスイッチを持たないモダンサーキット(1 VOLUME, 1 TONE, 3POS TOGGLE SW)仕様となります。
スラブのブラジリアンローズウッド指板、セレクテッドメイプルネックに2ピースのアルダーボディーと言うスペックは王道のヴィンテージラインスタイルです。今回ボディーがワンピースでなく2ピースなのは、多くのユーザーが求める「トーン」に応えるためです。ワンピースボディーの豊かな鳴り感とは異なる、ややタイトでキレのある音色がポイントです。
昨今のJMモデルといえば「オルタナティヴ・掻き鳴らす」と言う様なイメージで語られることが多いと思いますが、そもそもこのスタイルが登場した背景にあった「STの上位モデル」という位置付けを無視することはできません。
ロングスケールにダイナミックタイプのトレモロ、スパイラルサドルというコンビネーションはエアリーで深みのあるサウンドを生み出します。プリセットトーンがなくとも、生鳴りでJAZZ TONEの基本を作り出します。加えて、2つのワイドボビンで巻かれたシングルコイルピックアップは、イメージ通りに「深い」サウンドを生み出します。
ブリッジ側ピックアップはシングルコイルらしいアタック音と美しいサスティーンを生み出します。ネック側ピックアップはまさしくJAZZトーンからブルージーなリズムサウンドまで、懐のある音色を拾い上げ、生み出します。
シングルコイルピックアップでは60年代初期のSTに搭載されていたブラックボビンが非常に人気がありますが、61年型JMピックアップはその音色よりも、さらに色っぽい、艶っぽい音色です。上位機種の称号はダテではありません。
そのピックアップにはK&TハンドワインディングによるK&T 61JIVE MASTERをセレクト。61年型の特徴的なコンプ感、ローミッドの豊かさを恐ろしいレベルで再現しています。もちろん出力はヴィンテージではありません。新品のパワーと力強さ。ギター側ボリュームを絞っても音の芯がしっかりと残り、ネック側ピックアップでも前に出る音。ヴィンテージでは得られない豊かな音色は驚きでしかありません。
弦落ち、複雑なスイッチによるコントロール系の難しさなど、ネガティヴなイメージがJMにはある様ですが、是非一度クルーズのJMを手に取ってみてください。
あくまで弾きやすく、あくまで本道。
巨匠達がタッグを組んだ、まさしくモダンヴィンテージなギターに仕上がっています。
SPEC
Weight:3.69kg
Body:2 Piece Alder
Neck:Hard Maple
Fingerboard:Brazilian Rose Wood
Pickups:K&T JM-61
Mashine Head:Key’stone FS-DLX
Finish:Cloudy Laquer Finish
Controls:1 Vol / 1 Tone / 3 way Selector SW
w/ Crews1680 JM GIG Case