こんにちは、橋川です。
先日開催の大試奏会直後の 12/11(火)、横山工房に行ってきましたよ!
ちょっと時間が空いてしまいましたがリポートします。
今月はYokoyama Guitars 大試奏会 & 国産アコースティックギターフェアということもあり、ありがたいことに兵庫県 S様よりオーダーをいただきました。
本当にありがとうございます!
今回はそのオーダー品の材料選定です。
今回車中のBGMは、今年のハンドクラフトギターフェスでも演奏してくれた佐久間 元樹くんの新作CD。
大試奏会に調整に来てくれたので、前からお願いしていた待望の新作CD買わせていただきました!
前作とはまた雰囲気が違って良い感じ!
そうそう、先生も工房で聴きながら作業してましたよ。笑
佐久間くん、ありがとねー!
朝、工房に向かう途中、富士山がちらっと見えました!
全景が見える頃には車の後方でしたので(残念)、この画像でお許しください。
工房に到着すると、先生の車が前の車に戻っていました。
スタッドレスタイヤに履き替えに出してるんですって・・・この日の夜は、工房付近は雪の予報。必須ですよね。笑
工房に入ると、先生は朝からバインディング巻きの作業中。
「もう来たの?!はやー。」とか言われながら、進行状況の確認。
前回来たときの悪だくみが進んでますね。笑
その悪だくみというのは、新しいボディシェイプの事なんです。
前回企画して好評いただいている新ニューヨーカーシェイプに続き、前から「あったらいいなぁ・・・」と思っていた第二弾の企画を現在進行中です。
個人的には12フレットジョイントのギターは響きがとても気に入っていて、所有している楽器もそれ仕様が多いんです。
でも、世にある楽器で12フレットジョイントのものってかなり限られていて、「いいなー」と思うものが少ないのも事実なんですね。
なので前回はNNスタイルの新作を製作していただいたんですが、今回はまた違ったコンセプトでお願いしてみました。
こだわりのポイントはこんな感じ・・・
・12フレットジョイント
・ラウンドカッタウェイ
・648mm(ロング)スケール
・スローテッドヘッド
・少し薄胴(マーチンでいうOM、トリプルオースタイル程度)
これはね、結構ない仕様なんですよ。
っていうか、全然ないんですよ・・・笑
サンプル品がここまで仕上がってました。
良い感じ!!!!
ARを基に両サイドを絞ってもらい、とても良い感じのボディラインになりました。
あとは、サウンドホールの位置をコースターの位置ぐらいまで、約10mm下げてもらうことにしました。
ボディ名は ” OAR ” 。
今回先生とモデル名のルールを決め直しました。
両サイド5mmずつ狭くしたモデルを ” S “ 、両サイド10mmずつ狭くしたモデルを ” O ” とすることになりました。
なので、前回のニューヨーカースタイルでも、NN、SNN、ONNとあったり、オーディトリアム / ラウンドカッタウェイだと、AR、SAR、OARという名称になります。
新シェイプ企画は来年のハンドクラフトギターフェスに向けてお願いしているのですが、先生からOKが出たのでこのブログで発表させていただきました。笑
いやはや、完成が楽しみです!
さてさて、S様の今回のオーダーは悪だくみがらみのOAR-SCW。
シトカスプルーストップ、クラロウォルナットサイド&バック仕様です。
まだシェイプ、バランスが決まっていないにもかかわらず、「それいいね!」とオーダーいただきました。笑
その他、富山県 N様からも「ラウンドカッタウェイ?!いや、自分はフローレンタインカッタウェイの ” OAF ” で!」と、ご注文もいただいております。笑
本当にありがとうございます。
選定の材料はこちら!
シトカスプルース
クラロウォルナット
アクアティンバーマホガニー1P
その場でS様とメッセージのやり取りをさせていただき、仕様決定です!
新しいシェイプということもあり、完成がとても楽しみですね。
仕様も無事決定したので、先生の淹れてくれたコーヒーを飲んで帰路につくとします。
みぞれの降る中央道を通って、自宅に到着したのは20時過ぎだったとさ。笑
新シェイプの途中経過はまたご報告させていただきますので、お楽しみに!
気になった方、詳細はお気軽にお問い合わせくださいね!
お待ちしてまーす。
橋川