こんにちは。和田です。
近年は色んなギターが登場しておりますが、最近ちょっとトレンドなのがブリティッシュギター
当店でも注目なブリティッシュギターが入荷しております。
PJD Guitars
2010年よりスタートしたイギリスの新鋭ブランドです。
・PJD Guitarsとは
2010年にリー・ドーヴィーによって設立せれたイギリスのブランドで、イギリスのGuitarist誌においても高評価を得ています。
PJDという名前はリー氏の亡き父の名を偲んでつけられました。ロンドンのロイヤルオペラハウスの小道具職人であったリー氏の父から学んだ木工の知識を使って、仕事を始め、父の道具と工房を受け継ぎ、日中はロイヤルオペラハウスの音響及び映像エンジニアとして働き、夜はギター製作の腕を磨いていました。
早い段階で素晴らしいアーティストたちと仕事をする機会に恵まれ、技術をアップし、2017年にヨークに工房を移し、これまでの中で最高の楽器を製作するべく心血を注ぎました。
CaryやSt.John等のプロトタイプモデルをレギュラー化し、他にも多くのモデルを開発。
ギター業界により多くのイギリス製ハイドメイドPJD Guitarをもたらしたいと考えています。
トラッドなシェイプに独自のオリジナリティを加えた、ちょっとビザール感もあるユニークなデザインが魅力です。
こういう感じのビザール感があると、音とか弾き心地が手強かったり…っというイメージがあるかもしれないですが、随所に拘りが盛り込まれて、扱い易く、弾き易いギターに仕上がっているのと、何よりも
音がブリティッシュしてる!!
っというのが特徴です。
アメリカのブランドとはまた違うテイストがしっかりと滲み出ていて、弾いているとどことなくブリティッシュなフレーズが導き出されてくる楽しいギターです。
それでは今回入荷したPJD Guitarsの主要なモデルをご紹介。
・ST. JOHN STANDARD / ELITE
トラッドなJMスタイルを元にしたPJD Guitarsのオリジナルモデルです。
ややコンパクトに設計されたボディは軽量なアッシュボディのチェンバーボディまたはセミホローボディ。Eliteではフレイムメイプルをトップに貼ったモデルとなります。
ネックは現在のトレンドとなるローステッドメイプルを採用。指板もコンパウンドラディアス指板とプレイアビリティ面も考慮にいれた仕様となっております。
JMスタイルとなるとボディ大きいのかな…っという印象ですが、こちらはコンパクトになっているのもあって、抱えやすい設計になっています。(実際、フルサイズのストラトボディでもちょっとデカいかな…っという私の体格でも丁度良い具合です。)
ボディ材はアッシュ材を使用しており、Fホール付きのものはセミホローボディ、Fホールなしのものはチェンバーボディと共に軽量です。
当然と言えば当然ですが、Fホール有りとFホールなしではかなりキャラクターが変わります。
動画内でも思わず「だいぶ音が違う!!」っとポロっと出てしまったくらいなので、実際弾いてみるとかなり違います。
生音の時点からかなり違います。やはり蓋している分違い出てます。
っと、いう訳でちょっと弾き比べてみました。
手にして弾いて頂ければすぐに感じ取って頂けると思うのですが、なかなかブリティッシュなサウンドです。
こうなればやはりアンプもブリティッシュでしょ!!っとVOXをチョイスしております。
軽くドライブをさせてジャカジャーンっと弾いた瞬間に思わずこのフレーズが流れてきましたので、その感じでサウンドメイキング&撮影してみました。
コードストローク、オクターブ奏法時とFホール有り(蓋なし)、Fホールなし(蓋あり)の違い、どちらもしっかりブリティッシュしております。
そしてもう一つのモデルが、LPスタイルのCAREY STANDARD
こちらもアッシュ材のチェンバーボディです。こちらはFホールなし(蓋あり)モデルのみの入荷となります。
ネックはSt.Johnと同じですので、LPスタイルだけどロングスケール、ボルトオンとユニークな仕様です。
これはちょっとパンキッシュに掻き鳴らしたいなと思い、ちょっとゲイン高めにガツンと
LP風なんだけどロングスケール&ボディ裏通しというのもあって、パワーも歯切れもあって気持ち良いドライブです。こちらはシンプルにボディ違いとしてST.JOHNとも弾き比べて頂ければと思います。
なので、ST.JOHNでCAREYの動画の様なゲイン高めも、CAREYでST.JOHNの動画のようなクランチ系サウンドもOKですので、お好みの合わせてチェックしてみてください。
ピックアップはST.JOHN、CAREYともにP90&ハムバッカー。リアでハードにガツンと、ミックスポジションのチャンキーにジャカジャカと。
今回はちょっと(かなり)派手なサウンドですが、クリーン、クランチでお洒落系に弾くのも良し、ファンクっぽく刻むのも良し、J-POP系にもGoodです。
動画は2本ともギターボーカルが弾いてそうな雰囲気となりましたが、リードギターにももちろんOKです。
今回は私が弾いているのでどうしてもロック寄りなテイストになりますので、もうちょっとお洒落な感じや、J-POP感ある感じもトライしてみようと思いますのと、坂本氏によるブルージーな感じのプレイでも動画ご用意出来ればと思っております。
いかがでしょうか?
ルックス的にちょっとビザール感がありますが、音や弾き心地はビザールの様な独特な手強さはなく、シンプルに
ブリティッシュ・サウンド!!!!
っという音が出るギターです。どこがどうブリティッシュなん?っと言われるとなかなか難しいのですが、アメリカ系のギターと違ってやや影がある、ダークな感じがあるといったら良いでしょうか。
この部分は実際に手に取って弾いて頂ければ感じ取って頂けるかと思いますので、ぜひ弾いてみてください。
さらにもう1モデル、カスタムST的なシェイプのWOODFORDがありますが、こちらはまた次の機会にご紹介しようと思います。
どことなくビザール感があり、格好良く、そして可愛くもあるブリティッシュギター。
イギリスの新鋭ブランドPJD Guitarをぜひチェックしてみてください。
※今回ご案内の仕様ですが、以降はCustom Shop 扱いとなり、大幅な値上がりが確定しています。気になった方はお早めに。
それでは。
和田