こんにちは。和田です。
今日ご紹介するのはこちらのギター
MUSIC MAN LUKE 4
TOTO、RINGO STARR And His All Starr Band、そしてソロでも活躍のスーパーギタリスト、スティーブ・ルカサー氏のシグネイチャーモデルです。
【4】の通り、4本目となるモデルが、シグネイチャーモデル発表30周年を記念して登場。
シリーズ初となる3シングルモデルというサプライズ要素もしっかりと入った新シグネイチャーです。(ルカサー氏の3シングルと言えばあの真っ赤なギターを思い浮かべる方も多いかと思いますが、MUSIC MANとしては初となります。)
Luke4には新しいHTシングルピックアップを…と諸々な事は別途語るとして、今回このギターの紹介としてまず言いたいのは
3シングルの極み
と言えるギターである事。
物々しい言い方ではありますが、もうまさにその通りです。
3シングルでライブが出来る。ソロが弾ける。
もうこのワードだけで、飛びつく方もいるのではないでしょうか?
実際に3シングルでバンドでライブする、ソロを弾くと言うのはなかなか難しいものです。
バッキングでは丁度良いのですが、いざソロを弾くと言った時にもうちょっとパワーが欲しいけど、ドライブを上げるとノイズが…、リバーブやディレイに頼りすぎるとなんか埋もれてくるような…となかなか厳しい状況に陥った方も多いかと。
実際に私も3シングルを使い出した時にこの状況に陥り、色々試した中でこういうものにチャレンジしたこともあります。
LindyFralin BassPlate
この板をピックアップの裏に取り付けるだけでOKというシンプルなもの。
確かにパワーはアップはしたけども…、後はご想像に任せますが、速攻で外した事だけはお知らせいたします(笑)
そんな訳で当時20歳の私はシングルコイルに恐怖を覚え、そこから10年近く使っておりませんでした…。ですが、バンド活動以外にサポートの依頼を貰った際にどうしてもシングルコイルの必要性が出てくるもので…。
そこでSSH仕様のギターが活躍となる訳なのですが、やっぱりSSSのサウンドが欲しいとなったり、その音(リアシングル)でやって欲しいとリクエストを貰う事が多く…。そしたら
ソロめっちゃ大変やん…。
となる訳です。フュージョン系インストバンドをやっていた時はもう泣きそうになりながら弾いていました。最終的には滅茶苦茶練習するという根性論で切り抜けつつ、リバーブやディレイ、コンプを入れたりと、巨大なペダルボードシステムを作って戦っておりました(笑)
これ持って電車移動は大変だったな…。今ではもう運びたくない…。(きっと私と同じ経験をした方も多いでしょう。)
と、いうのもあり、3シングルをバンドアンサンブルで使う時に
もっと楽に使いたい、弾きたい
と、言うのが本音であり、願望であったりとする訳です。
そしてその願望をあっさりと解決してしまう3シングルギターこそが
MUSIC MAN Luke 4
という訳です。
もう音を出した瞬間にわかるのですが、
芯があって、パワフル
コーラスやらディレイ、リバーブをしっかりを効かせたクリスタルクリーンはもちろん、リードの際のガッツリと歪ませる&リバーブ、ディレイを効かせても埋もれる事がなく、キレと太さがしっかりあります。
そしてこのLuke4の凄い所がハーフトーンの音量を調整出来る事です。入荷時にチェックしていると
なんかハーフトーンの音デカくない?
と思い裏蓋を開けてみたらトリマーが。
ここでハーフトーンの音量バランスを調整出来るという優れものです。なので、あえてハーフトーンの音をちょっと大きく設定するという事も出来ます。
そしてさらに強い味方となるのがLukeIIIより搭載されているブースター機能。
ボリュームノブがPush-Pushになっていたワンタッチで+12dbのブーストが出来ます(こちらも裏のトリマーで最大20dbまでお好みで調整出来ます。)
このブースター機能により、手元でのボリュームコントロールによるゲインカットだけでなく、ゲインブーストも出来てしまうので、アンプ直でバッキングからリードを担う事が出来る訳です。
そしてこれまた凄いのが手元のボリュームを下げた時でも音が弱くならない。もうここまできたら諸々含めて
このギター凄いぞ!!
と、最終的に相変わらずな語彙力となってしまうのですが、凄いものは凄いんです。まさに
3シングルの極み!!
そんな訳でご本人の動画を
来日公演時にロザーナで弾いていたよ!!っと見に行ったお客様から教えて頂き、Youtubeで探してみました。
アウトロの引き倒しフレーズにも注目ですが、3シングルのギターこの音出して、弾けるって
最高じゃないですか!!
さぁ、もう弾くしかありません!!
3シングル1本で全てをプレイしたい方はまずは弾いてみてください。
きっと驚きますよ!!
それでは。
和田