【ブログ】 このペグどーなってるの!? MUSIC MAN KAIZEN

【ブログ】 このペグどーなってるの!? MUSIC MAN KAIZEN

こんにちは。和田です。
新たらしいものは常に登場しています。そんな中、登場したこちらのギター
MUSIC MAN KAIZEN

MUSIC MAN KAIZEN 詳細はコチラ

トシン・アバシ&ミュージックマンによるコラボレーションモデルです。現在の7弦プレイヤーに向けて開発された革新的かつ斬新なギターその名もKAIZEN
多くのギタリストから得た意見を元にそれを【改善】する如く開発されたことがその名の由来のようです。
この形からは信じられないかもしれませんが、実際に弾いてみると【おぉ!!】と感じる事が多いギターですので、ぜひ一度弾いてみてください。色々な拘りが詰め込まれています(下記ブログもご参照ください)

そして今回触れるのがタイトルの通り、ペグです。もはやペグと言って良いのかですが…
ヘッドはこんな感じです。

弦を巻き付けるというよりは弦がヘッドの中に吸い込まれているような感じです。なんか不思議です。
チューニングはヘッドトップ側のノブを回すのかと思いきや、ヘッドの裏側にあります。※くれぐれもトップ側のノブを回さないでくださいね。

このヘッドの裏のボリュームノブみたいなのを回してチューニングします。マンドリンとかファイヤーバードのペグみたいな感じです。
余談ですが、ネックはバーズアイメイプルでしっかりとバースアイ入っています。(集合体苦手な方ゴメンナサイ…)
で、このノブを回していくとこのT字の部分が上がったり、沈んだりしてチューニングの上げ下げ行われる仕組みです。
弦交換をする為にすべて緩めていきます

T時の部分が全部上がってくると、弦を通しているところがようやくお目見えします。
このT字の部分が上がったり下がったりしてるのを見てるとスーパーマリオのキノコのステージみたいだなとも思いつつも、Master Of Puppetsみたいだなとも思ってしまったり…

さて、弦交換をすすめていきましょう
チューニングを緩めきったら、T時の部分のノブをを反時計回りにまわしていくと、ロックがはずれて弦が外れます。
ちなみに全部回しきると弦が外れ(抜け)ます。

ここでオマケ的なショットでコチラを。

インフィニティ・ラディアスによって、7弦側と1弦側で指板の厚さ違います。なので、ナットの高さもこんな感じにナナメになっております。
さて、新しい弦を張っていきます。弦を通して先程緩めたT字部分の所をを締め込んで弦をロック。
感覚的にはGOTOHのMG-Tやシュパーゼルのトリムロック的な感じです。ロックしたら弦を切ります。

弦の先は1/4インチ(6mm)程残してねと取説には書いてますが、それだとちょっと長いかもです。
弦を外したときもそうでしたが、ペグの構造を考えるとちょっと短めにして良いと思います。弦を切るニッパーによってはT時のパーツの部分が少し(かなり)邪魔になるので、可能な限り短く切るようにするといい感じになります。※弦を切る際にヘッドにキズを入れないように気を付けてください。
弦を切ったらチューニングを締め込んでいきます。

ペグのブッシュの部分から下に弦が吸い込まれていくので、なんか不思議な感じです。
が、通常のペグよりも穴が下になる、表現的には地下(水面下?)となるので、ナットからペグに向かっての角度がしっかりとつくので、弦全体のテンションも良いです。特にMUSIC MANのヘッドとしては一番テンションが弱くなる3弦や4弦のテンションが良い感じになっているのが実際に感じ取れます。(これはぜひ弾いて感じてください)

こういうタイプだとチューニングキーの硬さが気になるところですが、簡単にスルスルッと回ります。チューニングしてて指が痛いという心配もありません。
チューニング時のギア比も良い感じで合わせやすいです。(スタインバーガー ギアレス チューナーという名前なので、そもそもギア比と言って良いのかは謎ですが…)
チューニングが合えば弦交換完了です。

いかがでしょうか?

最初は【!?】な部分もありましたが、実際に弦交換をしながら、じっくりと見ていくとテンション感に関してはまさに楽器として【改善】されている所が見えてきたりとなかなか面白い気付きがありました。もうまさにモデル名(KAIZEN)通りですね!!

7弦ギターの最先端とも言えるMUSIC MAN KAIZEN
今年のNAMM SHOWで新カラー、6弦モデルも正式に発表となりました。
6弦も気になるところではありますが、やはりこういうスペックなら7弦でしょ!!

先日の来日ライブでも活躍しておりました。
最先端の7弦ギター、手にしてみませんか?そして手にした後はこのブログ見ながら弦交換しましょう(笑)
お待ちしております。
それでは。

和田

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