こんにちは。和田です。
今回ご紹介をするのはコチラ
FRYETTE Valvulator GP/DI
この見た目ですので、プリアンプのように見えますが、実は1wattのフルチューブアンプです。
キャビネットに繋げて使用するのはもちろん、内蔵型リアクティブロードとアナログキャビネット&マイクシミューレーターを搭載しており、ヘッドフォンはもちろん、ラインを通してモニタースピーカーやインターフェイスを通してのレコーティングも可能です。
先日開催された東京ペダルサミット2022でも代理店であるオカダインターナショナルさんのブースでヘッドフォンでの試奏時に使用されていましたので、行った方は見たよ!弾いたよ!って方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そして、実際にアナログキャビネット&マイクシミューレーターのアウトからインターフェースを通して録音したのがコチラ
小型フルチューブアンプでロードボックス内蔵し、自宅でヘッドフォンで楽しんだり出来るモデルが近年は増えてきました。
先日アップした動画でもご紹介しておりますが、REVV、Blackstar St.JamesやSTUDIO 10等々と今では選択肢も増えてきています。(動画はブログの最後にはっておきます。)
FRYETTE Valvulator GP/DI はそんなアンプの中でもいち早く登場していたアンプです。
本来であればもっと注目されて良いはずのアンプだと思うのですが、登場が早すぎたのかもしれません。(小型アンプがようやく普及し始めたころだったので…)
だからこそ、ここで改めて、このアンプの良さを知ってもらおうではないかと!!
まずは正面を見てみましょう
つまみがちょっと多めなので、難しそうに見えますが、実はシンプルです。
アンプセクションとしては上段の2つのゲインコントロール、3バンドイコライザー。
2つのゲインは片方は主に歪み、片方はサチュレーション。この2つのバランスを組み合わせる事によって、幅広い音作りが可能となっています。
下段はマスターセクションで、ボリュームとダイナミクスです。(ダイナミクスはコンプレッションに近いイメージで上げすぎるとちょっと音が潰れて引っ込んでしまう感じがあるので、上げすぎ注意です。)
音のキャラクターは3パターン(CLEAN,DELIVERANCE,PITBULL)、往年のVHTファンからしたら嬉しいPITBULLのサウンドも入っています。
次にこのアンプの特徴ともなるキャビネット・マイクシミューレーターの部分(下段右側)
これはCONTOURとEMPHASISの2つのコントロールで調整します。
表記だけを見ると??となりますが、ノブの下に描かれている絵の通りの動き方をしますので、マイキングを動かすというよりは、ミドルとハイのサブイコライザーとして考えると扱い易いです。アンプの出音のイメージに近づくように微調整をするというのが通常の使い方だと思いますが、CONTOURの効きがかなり強いので、思いっきりカットをすると、PITTBULLのグラフィックイコライザーで派手にミッドカットしたような強烈なヘヴィサウンドが出せますので、これもまた面白いのではないでしょうか?
センド・リターン端子はありますが、こちらはヘッドフォンアウトにのみに繋がっていますので、リバーブを効かせて録りたい場合はヘッドフォンアウトからインターフェイスまたは、LINE OUT2→MXR M300 Reverb→インターフェースとなります。※上記動画は後者の方で録っています。
Crews solution R7 弾き比べ動画では軽めのオーバードライブサウンドで録っていますが、ゲインをフルアップにすればFryetteならではの噛みつくようなパワフルなハイゲインサウンドも可能です。
色々なシチュエーションに合わせた音作りが出来ますので、機会があればじっくりと動画にてご紹介出来ればと思います。
キャビネットからはもちろん、LINE OUTからのモニタースピーカー、ヘッドフォンと様々な環境で試奏可能ですので、ぜひチェックしてみてください。
それでは。
和田