こんにちは、橋川です。
今回は、前回、前々回に引き続きアコースティックギター弦のお話。
【その9】アコースティックギターの弦 Vol.3
「フォスファーブロンズ」、「80/20 ブロンズ」のサウンドの違いは、先日公開したこちらの動画がわかりやすいかもしれません。
動画の中で、エリクサーのライトゲージ「フォスファーブロンズ」から「80/20 ブロンズ」へ張り替えの上、サウンドチェックしています。
フォスファーブロンズの煌びやかなサウンドから、ブロンズ弦らしい力強いサウンドへ変化しているのがお分かりいただけると思います。
特殊な弦のご紹介
今日は少し特殊な弦をご紹介したいと思います。
まずはこれ。いわゆる「コンパウンド弦」。
「コンパウンド弦」とは、1、2弦は通常のプレーン弦ですが、3〜6弦に芯線にシルクを採用した弦となっています。ゲージも11.5-47と細い上に、触ったタッチやサウンドも柔らかく、とても特徴的な弦です。
コンパクトボディモデルや、マホガニーバック&サイドのギターにもオススメな弦で、愛用されている方もとても多い弦です。
当店ではMartinのMA130をストックしていますが、ダダリオ社などからも発売されています。
続いてはこちら。
こちらもかなりマニアックな弦で、「ん?!何これ、試したことない!」という方も多いと思います。
こちらの弦はアーニーボール社から発売されている「アルミニウムブロンズ」という弦です。名前の通り、ブロンズにアルミを配合した弦です。
肝心のサウンドは?と言いますと、弦を触るだけでもわかりますが、弦自体が多少軽く、独特なデッドな質感があります。サウンドも適度な軽やかさがあり、他の弦とはかなり趣の異なった華やかさがあります。
個人的にこちらの弦はGibson系のマホガニーバック&サイドに相性抜群だと思います。ものすごく雰囲気の良い、「らしい」サウンドに変化します。まだチェックされていない方は、ぜひ一度お試しください。
本当に弦は奥が深いですね。
次は何の話題にしようかな?!。皆さま、次回もお楽しみに。
橋川