こんにちは。和田です。
年始からMUSIC MAN JPシリーズについて触れてきましたので、この流れでMajestyもご紹介いたします。
JPシリーズの流れについてはコチラのブログをご覧ください。
【ブログ】MUSIC MAN JPシリーズを辿る(Part.1)
【ブログ】MUSIC MAN JPシリーズを辿る(Part.2 JPX以降から現在まで)
シグネイチャーモデル10周年を記念して発売されたJPX以降、毎年アップデートを加えて来たJPシリーズはJP13で新開発のPU(illuminator)、そしてブースト回路搭載と大きな変化がありました。
そして次はどうなる?
という翌年に登場したのがこのMajesty
中々斬新なボディシェイプでしたので、驚いた方も多かったかと。
JPX以降、その独特なボディシェイプからヘラクレスオオクワガタっぽいとか言われてましたが、これはもうまさに…というボディシェイプ。
Majestyをマジマジと見たニシキド氏は【カニみたいですね…】と一言。
確かにカニの爪と言えなくもない…。
色々な物議をかもしたボディシェイプですが、実際のところはレーシングカーからインスパイアを得たボディシェイプだそうです。
軽量な極薄のボディにスルーネック、アングルヘッドに加えて、このフィニッシュでは分かり辛いですが、PU下のカーボンみたいな模様の所にはメイプルが埋め込まれています。これは次回以降のArtisan Majestyからその全貌が明らかになります。
カーボンみたいに見えるところはメイプル材をレーザーで焼いてこういう模様にしています。
新しい事だらけのMajestyですが、実はその元になったモデルあります。
それがこのモデル↓
MUSIC MAN ARMADAです。(販売期間も短かったので、知らない方も多いかもしれませんが…。)
スルーネック、アングル付きヘッド、ボディトップに埋め込まれたアーチ入りV型のメイプル。
形は違えども、近い物を感じませんか?。特に後ろ姿はMajestyっぽいですよね。
【これまでにないMUSIC MAN】を作るというコンセプトのもと製作されており、このモデル開発にあたって、協力をしているのがJohn Petrucci氏です。
繋がりましたね。
ARMADAだけでなく、JP氏ははMUSIC MANのギターの開発に色々と協力しているそうです。
Majestyのトレモロを見て気づく方もいると思いますが、CutlassやMariposa,SABREはもちろん、JASON RICHARDSONシグネイチャーやSt.Vincentとシグネイチャーモデルにも採用されいたりと、Majestyが及ぼした影響は意外にも大きいのです。
そんなMajestyですが、こちらもJPシリーズと同じく、
常に進化している
ギターです。
最初期はマホガニースルーネック、バスウッドウィングにメイプルトップ、電装系はJP13と同じくDimarzio illuminatorとピエゾです。
JPシリーズではピエゾとマグネットのアウトは別々になっていますが、Majestyでは一つとなっており、バックパネルからスイッチを押て、ステレオ・モノラルモードの切替をしますが、当初はピエゾボリュームがスイッチになっていて、長押しするとモードを切り替えられるようになっていました。
そして2016年にボディウィングがマホガニーとなり、フィニッシュもシースルーカラーとなる Artisan Majestyが登場します。(これであの部分がメイプルだとやっとみんな信じた訳です。)
JPシリーズもJP15からマホガニーボディになっているのところから、やはりマホガニーのトーンが好みなのかな?とも思ったり。(誰か本人に聞いてきて欲しい)
2018年にPUにDimarzio Sonic Ecstasyを搭載したMajesty Monarchy、2019年に現在の仕様となるRainmaker(フロント)、Dreamcatcher(リア)を搭載し、モデル名も再びMajestyに戻ります。
この際にシースルーカラーはマホガニーウィング、塗りつぶしカラーはバスウッドウィングとカラーによって、ボディ材が異なる仕様となっています。
さらに今までのはめ込みトップではなく、通常のメイプルトップとなるHydrospaceが登場しています。
こちらはアルダーウィング、ネックもマホガニー&フレイムメイプルとまた仕様が違います。
もはや変更が目まぐるし過ぎて、どれがどれか把握しずらいのがちょっと困りますが、それだけまだ
進化を続けている
という事で、これからもその動きに注目です。
と、今回はこんな感じでMajestyの流れを追ってみました。
では、そろそろスペック的な部分はなく、中身にふれていきましょう!と、言いたいとこですが、例の如く長くなってしまったので、次回にします。
既に気になっている方はぜひ一度試してみてください。最初はビックリするかもしれませんが、
弾けば弾くほど良さがわかる
ギターです。その理由は次回ブログで含めていければと思います。
それでは。
和田
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