渋谷店 ニシキドです。
今回は「久しぶりにメンテナンスを…」と偶然お持ち込み頂いたお客様のAristotelesがとてもユニークなスペック&ルックスの素敵なカスタムオーダー品でしたのでご紹介したいと思います。(掲載許可ありがとうございます…!!)
早速行ってみましょう。
Crews Aristoteles Custom Order Model ’96
[SPEC]
BODY:ALDER / NECK:MAPLE / FINGERBOARD:ROSEWOOD
PICKUPS:Seymour Duncan SH1×2 / HARDWARE:GOTOH Machinehead & Bridge
なんとオーダー頂いたは1996年の9月とのことです。25年間ほどずっと愛用して頂いているようですが目立った傷や汚れもなく、とても大切に弾いて頂いていることがよくわかります。
こちらのオーダーモデルはアルダーボディ。レギュラーモデルのアリストテレス(マホガニーボディ)と比較するとやはりキレやスピード感、トップエンドの煌びやかさが目立ちます。カラーはTVイエローでオーダー。トラッドっぽく見えたり80年代っぽく見えたりと独特な雰囲気を漂わせています。
ピックアップはSeymour Duncan SH-1。P.A.Fタイプのロングセラーモデルですね。
ハードウェア類はGOTOH製 ペグ&ブリッジ。金属パーツはくすみや、経年劣化があったため新しいものに変更。また軽やかな鳴り感を出したくブリッジサドルはニッケル製のものからブラス製のものに後に変更したとのこと。
ネック&指板のコンディションも良好です。数年前に当店で1度ファイリング。その際に少しコントロールに手を入れたみたいです。
元々は1VOLUME / 1TONE / 3WAYセレクターという構成でしたが、TONE部をリアとフロントのバランサーに変更。
バランサーはPUセレクターがMIXポジションの時のみ有効。目盛り5の位置(センタークリックがあります)でリア50%|フロント50%となっております。
お客様曰く レスポール、335などでできるMIXポジションの時のリア/フロントのバランス調整を手軽に行いたかったからだそうです。シンプルながらMIXサウンドにこだわりを持った”通”な仕様ですね!!
今回はリフレットとナット交換という内容でお預かりさせて頂きました。引き続き弾きまくってくださるそうです。今後ともよろしくお願い致します。
というわけで今回は過去オーダーのお客様Aristotelesをご紹介でした。
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