こんにちは。和田です。
アンプ、マルチプロセッサー系の内容が続きましたので、久々に楽器のお話を
今回ご紹介するのはコチラ↓
Crews Maniac Sound NPB
今回はベースです!
シンプルであり、太くパワフルなサウンドを持ったPB。JBと対をなすベースの定番です。
さて、まずはこのNPBについて触れてみましょう
Crews NPB とは?
PBの基本スペックを押さえながらもプレイアビティの向上、そしてサウンドに拘りを持ったクルーズらしいベース。
です。さ、実際に触れていきます。
まず最初に握ってみて
お!
と思ったのはネック。
なんか握りやすいぞ!! ってこれ細くない?
と思いナット幅を測ってみたところ42mmでした。
通常のPBのナット幅が44mmに対してNPBはちょっと細い(狭い)のです。
この部分がNPBのプレイアビリティの良さの重要なネックとなります。
ネックだけに…
ちょっとやってしまいましたかね…。
真面目な話、JBのナット幅が38mm、PBのナット幅が44mmに対してNPBは42mm
長さとしてはJBとPBの間となります。
幅が6mm違えば明らかにネックが違うと感じるのですが、4mmだとちょっと太い?と思う程度なので、不思議なものです。
ですが、この差がプレイアビリティに絶大な効果となっているのは間違いありません。
※文章では伝わらないので、ぜひ一度握ってみてください。
数値的な参考としては、JBタイプの5弦はナット幅が45mm。一般的なPBがどれだけ太いかというのもお分かり頂けるかと。
いや、PBはやっぱり太いネックだからあの音でしょ!
って言われるかもしれませんが、最初にも記載している通り
PBの基本スペックを押さえながらもプレイアビティの向上、そしてサウンドに拘りを持ったクルーズらしいベース
との通り、その部分はしっかりと押さえています。
アンプから出てくるパワフルな野太いサウンドはまさにPBそのもの。
ピック弾きではパワフルな重低音がストレートに飛び出し、指弾きでは太く、ふくよかなサウンド。
1PUというシンプルさ故に弾き手のニュアンスが伝わりやすい魅力の一つです。( その武骨さからは意外と思うかもしれませんが…)
実際にPBと言えばシド・ヴィシャスやポール・シムノンのイメージでどうしてもピック弾きでパンクでハードなイメージが強かったりします。
ちなみに私がPBを知ったきっかけはスティーブ・ハリスですが…。
この人の音はもはやPBではないような気がしますが、しっかりPB使ってます。
しかもピック弾きではなく指弾き…。出そうと思っても中々出ない音を出すベーシストの一人ではないでしょうか?
こうなってくると
ハードなサウンド向けなベース
のイメージが強かったりしますが、もちろんそれだけではありません。
ピノ・パラディーノやスティングといった大御所ベーシストも愛用していたりと、
それ(ハードなサウンド)だけじゃない
というのが聞き取れるかと思います。
って、例えの振り幅が広すぎて、もはや同じ楽器とは思えないですね…。
ですが、そう思えるって事は
それだけ幅が広い
という事です!
実際に弾いて頂くとわかるのですが、武骨なイメージとは裏腹の繊細な部分があるのがまた面白いところです。
このシンプル故に出てくる多彩さはまた違った意味で魅力的です。プレイヤー側のセンスと腕によるといったら良いでしょうか?
シンプル故の味わい
という部分はPBならではです。
なんて言ったてPBは
最初のエレキベース
ですからね!
いかがでしょうか?
なんかPB弾きたくなってきませんか?
PBが好きな人はもちろんですが、気になっていても
ネックの太さ、プレイアビリティが気になる…
JBの2PUに対してシンプルな1PUと言うはやはり不安…
そのサウンドの太さ故にサウンドメイキングが難しいのではないか?
と思っている方等、PBに対して苦手意識がある人にぜひともNPBを弾いて頂きたいです。
太さ、抜け、ニュアンス、プレイアビリティ
それらをしっかりと盛り込んだのがNPBです。
NPBのラインナップとしてはアーリー60を意識したローズ指板仕様とレイト60を意識したメイプル指板仕様とございます。
メイプル指板の方はWilkinsonのブラスサドルを搭載した知る人ぞ知るアノ人な仕様です。
Crews NPB Black / Maple
従来のPBのサウンドをしっかりと継承しながらも、現在に合わせた仕様にアップデートしたクルーズが送り出す新しいPB。
それが
NPB(New Precision Bass)
です。
PBご検討中の方、ぜひ一度試してみてください。
それでは。
和田
Crews NPB ストックリストはコチラ↓※画像クリックでご覧いただけます。