【ブログ】推しのキャビネットシミューレーター

【ブログ】推しのキャビネットシミューレーター

こんにちは。和田です。
前回取り上げたコチラのブログ
【ブログ】アッテネーターのお勧め 【決定版】

せっかくならこれらを使ってよい音でレコーディングしたいと思い、キャビシミュを探しました。

探すといっても純粋にキャビシミュだとなると意外とないものですね…。
候補に挙がったのはA/DA、Two Notes、Suhrの3つ。
その中でもA/DAは現在入荷がなく、試すことが出来なかったので、今回は

Suhr A.C.E.
Two Notes Torpedo C.A.B. M+

の2つを推しとしてご案内いたします。

まずはSuhr A.C.E.


こちらはエフェクター感覚で使えるアナログのキャビネットシミュレーターとなります。
元々はSuhr Reactive Loadと一緒に使う事を想定して製作されたシミュレーターです。
いまはIRロード機能付きのReactive Load IRが発売となったので、ちょっと忘れてしまわれているかもしれませんが、シンプルに扱い易くて、感覚的に使えるというのと、なによりも音が良くて分かりやすかったので、オススメとしました。
接続はこんな感じ。

従来通りのアッテネーターとしての接続に加えて、Crews GB-VIFryette PS-2 のラインアウトからA.C.Eのラインインへ。A.C.E.ラインアウトからミキサー(インターフェイス)へという流れです。
接続もややこしくありません。

こうやって繋げばアッテネーター&キャビシミュとして使用できますので、動作としてはOXとほぼ同じといってよいでしょう。
ラインインから使う場合は左のinputつまみは使いませんので、実質使うのは3つのノブのみ。
真ん中がフラットであとは好みに合わせて、ブースト、カットするだけです。
つまみは感覚的にはLow,High,Presenceといった感じです。

キャビシミュというと場合は色々と選択肢があって(特にデジタルの場合)、最終的にどれを使ってよいか分からなくて、使いこなせる気がしない…と思っている方でも気にせず使えます。
なんせもうほとんど音決まってますので。

サウンドとしてはまさにSuhrのキャビネットに繋いでいる感覚。
リッチなローミッドレンジに加えて、ハイの抜けも良く、バランスの良い優等生なサウンドになります。PT15-112 Cabinetに繋いでいるような感じで安心感があります。
アナログで設定もシンプルなので、出せる音に限りはありますが、上記の通り【使えるサウンド】であります。
選択肢の多いデジタルシミュレーターやIRに対して、シンプルに悩まず使えるのが嬉しいポイントです。

そして次にご紹介するのはTwo Notes Torpedo C.A.B. M+

繋いでみるとこんな感じです。
接続の流れは先程のSuhr A.C.E.と同じです。

ロードボックス関連のブログには必ずと言ってもよいほど登場する常連メーカーです。
当製品はその中でキャビシミュ&マイクシミュの部分を引っ張り出したものとみてもらってよいでしょう。
デフォルトで32個のキャビシミュと30種類のマイクシミュがあり、またIRの読み込みも可能ですので、気に入ったものを組み合わせて、サウンドメイキングが可能です。
なんでも出来てしまう、選択肢が多い分、ややこしいかもしれませんが、アプリを使ってコントロールすれば視覚的に動かせるので、使用する時はアプリを使う事をおススメします。
とりあえず、聞いた事ある、知っているキャビネットとマイクを選べば意外にも聞いた事あるになるので、最初はそんな感じでやってみるのも良いです。
実際にやると大変なマイク選びやマイキングもクリック&ドラッグで出来るので、じっくり触って好みの物を見つけるのには良いです。
シンプルに全部既に完成されているIRデータを持ってくるのも手段の一つです。
これならキャビもマイクの音も全て収まっているので、読み込むだけで特に設定は必要ありません。
Torpedo Studioでも紹介した通り、CelesionからフリーのIRデータも出てたりと、色々な手段があります。
色々と試してみたい、最終的には本物のマイクとキャビネットでやってみたいという方には事前の研究にもなるのでお勧めです。

いかがでしょうか?


実はどちらもアンプから直接繋ぐことが出来るのですが、ダミーロード機能がなく、これ単体で使用する事はできません。
アンプ→ Suhr A.C.E. or Two Notes Torpedo C.A.B. M+ →ダミーロー(GB-VI or PS-2)でも良いのですが、その場合はアッテネーターとしての機能を活かせないので、今回のつなぎ方をおススメします。

この方法であれば既にロードボックスを持っている方でも現状を活かしつつ、ラインレコーディングが可能になります。
当店推しのアッテネーターと組み合わせれば、アンプの実音を良い音でモニタリングしながら、ライン録りも出来ますし、ラインの音と実音との弾き比べもアッテネーター機能を使えば簡単にできます。

もちろん、OXが1台あれば出来る内容ではあるのですが、より良い音の為にこの様な拘りがあってもよいのではないでしょうか?
しかも当店推しと推しのキャビシミュの両方を導入してもOXよりお手軽な価格となります。

その辺りも踏まえて、今回あえてご紹介いたしました。

店頭でも実際にお試し頂けますので、気になる方はぜひお試しください。
お待ちしております。

和田

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