こんにちは、Waddyです。
前回に続き、NAMM SHOW 2021(BELIVE IN MUSIC)で見つけた気になるものをご紹介。
今回のご紹介するのはコチラ
Aclam Guitars The Windmiller Preamp
THE GRAMPIAN 636のプリアンプ部分のサウンドを再現。
THE GRAMPIAN 636この名前を聞いてピンと来た方も多いのではないでしょうか。
リバーブユニットとしてはもちろんですが、ピート・タウンゼントがリバーブとしてではなく、プリアンプ部を使用したブースターとして使用して事で有名となったユニットです。
PETE TOWNSHEND & THE GRAMPIAN 636
1967年でのマーキークラブでのThe Whoのサウンド。
※この動画はAclam Guitars HPに掲載のものです。
ピート・タウンゼントのMarshallの上に点滅するマシンにAclam Guitarsが注目したことから始まりました。67年のインタビューでも、ディストーションとしてリバーブユニットをディストーションとして利用し、それがサウンドにファズのようなダメージを与え、少し壊れたギターサウンドになるのが好きと答えています。
60年代のファズフェイスやレンジマスター、その他、この時代の多くのペダルは入力インピーダンスが低く、THE GRAMPIAN 636の低い入力インピーダンスもまた同じくその効果を得たようです。
この使用方法でのサウンド再現しようと開発されたのが、このThe Windmiller Preamp。
開発には色々と問題があったようで、本国HPを見ると、「VintageのTHE GRAMPIAN 636は、Marshall以外のアンプやハムバッカーで使用した時はこれまでのような効果が得られない」と言うことがわかり、Marshall &シングルと同じような効果を得られるようにEQコントロールを追加し、そのサウンドをどの環境でも得られるようになっています。
活かすところは活かす、改善するところは改善する。
技術者の拘りが光る部分です。
光るといえば、本体に搭載されたOverloadランプ。
入力信号のクリップ時に点灯するこのランプはTHE GRSMPIAN 636へのリスペクトを込めて搭載されています。
この感じ、EVHやジミー・ペイジのEcho Plexの使い方と同じような感じですね。
Echo PlexはハムバッカーとMarshallとの相性が良いとされいたのに対して、THE GRAMPIAN 636はシングルコイルとMarshallとの相性が良い。
まさに使うべき人が使うべきものに出会った巡り合いといったところでしょうか。
本来の使用方法とは違う方法により生み出された素晴らしいトーン。
ロマンを感じますね。
メーカーによる解説&デモ動画もございますので、コチラもご参照ください。
入荷時はぜひともEcho Plex系ペダルとも弾き比べならがそのキャラクターの違いを聞き比べてみたいです。
入荷時期、発売時期はまだ未定となります。情報分かり次第お知らせ予定ですので、お楽しみに。
ちなみにこのAclam Guitarsのペダルですが、他にThe Beatlesの “Revolver” “Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band” で使用されたことで知られるVOX UL730のサウンドを再現した【Dr.Robert】というペダルもあります。
The Beatlesに愛されながらも僅か100台余りしか生産されなかったトランジスタとチューブパワーのハイブリッドアンプVOX UL730。
オリジナルの回路をトレース設計し、在りし日のサウンドを再現したモデルです。
本体には“Revolver” のジャケットを手掛けたクラウス・フォアマンによるイラストデザインが施されている、ファンの方は思わずニヤッとしてしまう仕様。
これもまた良いペダルですので、コチラも合わせてご確認ください。
Dr.Robertは既に発売となっているペダルです。
気になった方はぜひお気軽にお問い合わせください。
お待ちしております。
和田