というのも、Vシェイプはその先進的なルックス(何と言っても登場は1950年代!)を好む/好んだ「エッジー」なアーティストによって、そのイメージが作られて来たと言っても過言ではないでしょう。ブルーズの異端児たち、ロックの異端児たち、メタルの異端児たち…
いや待って?そんな事言ったら、ミュージシャンって異端児だらけじゃない?
特に『エレキをやるような連中(我々含めて)』… です!
Wikiで「エッジー:EDGE」という言葉を調べてみると「流行を追わず独自性が高い事」ですって!そうそう、彼らは「Modernistic」な楽器を持つ事で、自らに独創的な雰囲気をもたせたと言えるでしょう。もしくはそのシェイプを「攻撃的」なアイコンとして知らしめるため、かも知れません。いや、または、単純にその音色に惚れ込んだのかも知れません。
今回の動画ではシンプルにVシェイプの音色をチェック。まずはクリーンサウンドでその本質的な音色を探りました。特に(きっちりと製作されたVシェイプは)ネックポジションのピックアップの奥行きのある音色に驚きます。本当にエアリーで、それでいてアタックがスッと出てくるイメージです。
ブリッジポジションはSGや他のフラットトップ・セットネックギターにも近いアタック/サウンドですが、サスティーン/余韻が全くと言っていいほど異なります。
その各ピックアップをミックスした時のサウンドは”Jangly”なサウンド。キレとモッチリとしたロー感がたまらないサウンドで正に、かき鳴らす様な演奏からクリーンカッティングにまで、ハマる音だと思います。
ドライブサウンドはその延長線上にありますから、音楽のジャンルを問わずに使える事は間違い無いでしょう。もちろん、さらに演奏する音楽に応じてピックアップを選択すれば、より「その方向にフィットする」ギターに仕上げることも可能です。
と言うわけで是非、前回のブログと合わせてVシェイプ・ギターをお楽しみください。
Murata