ペダルボードが組みたい / お役立ちアイテムなどご紹介。

ペダルボードが組みたい / お役立ちアイテムなどご紹介。

渋谷店ニシキドです。

ペダルラヴァーのみなさん。久しぶりにペダルボードを組んでみませんか?

現場で活躍されているプロギタリストの方やライブやスタジオジャム・セッション会などに参加されているアクティブなギタリストの方であれば、すでにペダルボードを組んでいるかとは思いますが、「基本お家でギターを楽しむよ」という方は意外とペダルボードを組んでない場合も多いかと思います。(僕もちょっと前までそうでした)

村田さんの最近のブログにあったFractal Audio VP-4のような超便利でパーフェクトでユースフルな最新デバイスも最高ですが、”わざわざ” ちょっとめんどくさいけど(重くなるし、組み上げるのは手間だけど)コンパクトエフェクターがもつマジックに魅せられたい!というペダルラヴァーの皆様は頑張ってペダルボードを組むしかないのです(?)

単体でペダルを楽しむのもいいですが、複数のペダルを組み合わせる/スタッキングすることによって見ることができる新しい景色/マジックがあります。

「バンドをやっていた昔はボードも作ってたけど〜」という方も多いかと思います。というわけで今回は”改めて”ペダルボードを組んでみませんか?ということで組み方の手順・ポイントや作成に役立つアイテムなどをご紹介したいと思います。(ご紹介したアイテムはブログの最後に一括表示できるリンクをご用意しております。)

①ペダルボード本体のサイズ感と組み込むペダルについて考える。

まずどんなサイズにするか悩みますよね。ご存知の方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、そんな時にこのアプリが便利です。「Pedaltrain Pedalboard Planner」。pedaltrainの各ラインナップとボードに組み込みたいペダルのデータを読み込んで(かなりの種類のペダルが出てきます…!)配置とサイズ感のシミュレーションが可能です。
アプリ版:https://pedaltrain.com/pages/pedaltrains-pedalboardplanner-com-ios-android-app
ブラウザ版:https://pedalboardplanner.com/

フーチーズでは現在 基本ラインナップとして以下のモデルを取り扱っております。

②実際にボードにペダルを置いてみる。

①はあくまでシミュレーション。スペースに余裕をもったボード構成なら問題ありませんが、たくさんのペダルをギッチリ詰め込むようなボード作る場合、実際にペダルボードにペダル置いてみると様々な物理的な問題が生じる場合があります。物理的な問題とは
(1)隣り合うペダルのIN/OUTジャックが干渉し、思ったようにペダルボード内に複数並べられない。
(2)ペダル本体の高さを考慮していなかったので後段のペダルがやたら踏みづらい。

などなど。なので実際に使用するパッチケーブルやパッチケーブルのプラグ部分をペダルに挿した状態でレイアウトしてみるのがいいと思います。現実的に必要なスペースが把握できます。写真の右側の組み合わせのように隣合うペダルのIN/OUTの位置関係が直線上に揃う場合、それなりにペダル間のスペースが必要になってきます。

できるだけ詰めてペダルを配置したい場合は プラグのヘッド部分が薄いパッチケーブルを使用しましょう。(一般的なプラグのパッチケーブルの場合は上の写真よりもっとスペースが必要になってくると思います。)当店ではEvidence Audioのパッチケーブル/プラグを推奨しております。実はジョン・メイヤー、デヴィッド・ギルモア、ノエル・ギャラガー、アリエル・ポーゼンなどの著名海外プレイヤーにも選ばれ愛用されております。

そして後段が踏みにくい問題。もしくは横に並んだ際にある特定のペダルだけが高さがなくて踏みにくい、もしくは高頻度で使うペダルをやたら踏みやすくしたい。といった場合にはElectro-Harmonix Pedal Riserやpedaltrain Pedal Boosterなどペダルのかさ上げができるアクセサリーを使用します。

③電源に拘る。

電源選びは実に大事です。比較的手に入りやすい製品の中でのおすすめはstrymon Ojaiシリーズ。大定番ですね。様々なプロギタリストさんのボードもこちらで組んできました。コンパクトな筐体に安定の大容量500mA供給、アイソレートされた各出力、拡張性、安心してお使い頂けます。ノイズの少なさも優秀です。Ojai R30では 9V-12V-18Vと3段階の供給電圧を選択できるようになっており、より多彩なペダルに対応が可能になっております。

以前パワーサプライに関して取り上げたブログにも書きましたが「パワーサプライは(おそらく)一回購入したらペダルボードの中で一番入れ替えのないデバイス。しっかりお金をかけても絶対損しません。」ですのでちょっと奮発してでもノイズやトラブルの少ない、サウンド的にも満足できるものを導入したいところです。そしてパワーサプライに接続して使用するDCケーブルも重要。当店ではAlbedo DC Cableが依然として人気です。

④接続順を試行錯誤する。

続いてペダルの接続順。基本的には一般的なセオリーに則りつつ、ですがあまり概念に囚われ過ぎずしっかりとそれぞれのペダルがパフォーマンスを充分に発揮できる/自分の一番好きな音が出る 接続順であれば問題ないかと思います。

「ペダル同士の相性やどんな効果/変化をもたらしたいか」という目的によっても接続順は変わってきますね。ただひとつ言えることは、スイッチャーやセレクターを使用しない直列接続のボードを組み上げる場合、各ペダルのバッファード/ノンバッファードを意識し、ペダルを通過していく信号を要所要所で支えてあげるように組んでいくと音質の劣化の少ない良いペダルボードを組み上げることができます。そんな話をこちらの動画での後半部分でしております。

⑤実際に組んでみる

さて実際に組み込みです。レイアウトと接続順の関係性がシンプルかつスペースに余裕がある場合は既製品のパッチケーブルで容易に接続できるかと思います。当店で人気なのはAlbedo Pura パッチケーブルですね。通常ラインナップ以外の長さをご希望の場合は1~2ヶ月程度の納期を頂ければオーダーが可能です。

レイアウトと接続順の関係性が複雑かつスペースが限られている場合は、長さも取り回しも自在に行える自作系のパッチケーブルをお勧めします。②の項目でもご紹介しましたが、この場合の当店のおすすめはEvidence Audioのパッチケーブルです。プラグ部分もコンパクトでソルダーレス(ハンダ不使用)の場合は製作も容易です。ソルダード(ハンダ使用)の方は少し手間がかかりますが、よりコンパクトなプラグヘッドになるのでペダル間のスペースを詰めたい場合にはかなり有効です。

Evidence Audioをプラグ/ケーブルを使用した場合のサウンドの印象/傾向ですが、ソルダーレス(ハンダ不使用)はとにかくタイトで強い音です。レスポンスも早く、シビアなので人によっては弾きごたえを感じるかもしれません。対してソルダード(ハンダ使用)はLOW感に余裕がありソルダーに比べると適度にルーズな部分が出てきてナチュラルに感じられます。

⑥完成!

余談

他にもボード作成におすすめツールがいくつかあります。以前動画でもご紹介したG-LAB True Bypass Wah-Pad。動画タイトルにもある通り、無改造でワウを「トゥルーバイパス化」&「足をペダルに乗せるだけでON/OFF可能」にする画期的ワウペダル用ツールです。久しぶりに復活して現在定期的に入荷できております。

最後に

バッチリなペダルボードを組めたらギターライフがより充実すること間違いナシ。アクティブになり活動の幅もより広がるかもしれませんね。最近はアンプ&キャビネットシミュレータも充実してますし、「ライン出力や宅録を楽しむためのボード」というテーマで作成してみるのもおすすめです。是非ともチャレンジしてみてください。

こちらにペダルボード関連製品の在庫をまとめております。是非チェックしてみてください。

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※Albedo製品はYahoo!ショッピングのみでの展開です。

店頭でもコーナーを展開しておりますのでペダルボード作成のご相談などございましたらお気軽にスタッフまでお問い合わせください。

渋谷店ニシキド

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