Blackstar Amplificationの理念
今回のモデルはどちらもクリーンはアメリカン、ドライブは選べるブリティッシュ。”和洋折衷”ならぬ”米英折中”的な柔軟な発想がBlackstarならではですね。ISFの革新的な発想からも繋がってます。純粋にクリーンならフェンダー系、ドライブならブリティッシュというある種ギタリストの理想を落とし込みつつ、よりクラシックなカラーのEL34モデルとモダンにも使える6L6という2種のバリエーションを用意してくれました。
ISFとは?
ISF(Infinite Shape Feature)コントロールは、中高域の抜けに優れたアメリカンサウンドから箱鳴り感が特徴的なブリティッシュサウンドまで、連続的にトーンを変化させることが可能な(1ノブ)コントロールで、センターをフラットとすると左に回し切るとアメリカン/右に回し切るとブリティッシュという Blackstarの製品の多くに採用されていいるBlackstar独自のトーンコントロールです。
この辺りの考え方/捉え方が気になったので実際に製品開発部のアレックス氏に話を聞いてみたました。
※英語が堪能ではないのでアレックスさんのコメントそのままではないですがニュアンスで補足してます。
ニシキド「今回のSt. JamesもそうですがSTUDIO 10もパワー管違いで6L6/KT88/EL34と3種類の選択肢をユーザーに提供してくれましたよね?生産のコストや開発にかかる労力など考えると大変だと思うのですが何故ですか?」
アレックス氏「そうだね。正直 現代のデジタル技術を使えば多様なモデリングを搭載していい形でまとめる(1種類のマルチなアンプを作る)事ももちろん可能だけれど、僕らもみんなと同じく楽器が大好きなプレイヤーだからね。フラッグシップのSt. Jamesはもちろん、STUDIO 10の時もコンセプトとして、やはりそういったデジタルなどでは出せないチューブアンプ特有のニュアンスやサウンドが大きく出る部分には”リアル”を追求したかったんだよね。あとはそういった違いをユーザーの皆さんにも楽しんでもらえたら嬉しいかな!」
これは当店のKORGの担当さんに聞いた話なのですがBlackstarチームの方々は非常に仕事熱心な人たちが多く「フィードバックやアイディア、リクエストがあったらいつでも言ってくれよ。」と事あるごとに言っているくらい意欲的なそうなんです。素晴らしいスタンスですね。なのでBlackstar製品好きです。あと純粋にコストパフォーマンスに優れていますよね。ID:Coreは1.5万円前後であそこまでできるし、STUDIO 10も本チャンのレコーディングで使っても遜色ない優秀なアンプですし、フラッグシップのSt. Jamesも20万円を切ります。フラッグシップなのに!非常にユーザーライクです。
ご購入/ご予約や機能に関するお問い合わせがございましたらお気軽にご連絡ください。
渋谷店 ニシキド
ーおまけー
※ARCHITEKTはDept.10シリーズ(ペダル)、Silverlineシリーズ(アンプ)、他のID:Coreシリーズ(アンプ)などの製品とも連動可能です。
STUDIO 10シリーズのEMULATED OUTに関して
以前にマイク録音と比較した動画も撮りました。
MIC録音ではROYER121を使用。EMULATED OUTでのLINE録音ではOUTから直でUSB MIXERに接続しております。それでいてこの自然なサウンドです。この時かなり驚きました。
※レジスティブロードとリアクティブロードに関しては下記のブログをご参考にしてみてください。