パワーセクションの後段に設置されているCAB RIG OUTPUT
ここが結構な肝となります。Blackstar STUDIO 10のEMULATED OUT(LINE OUT)もパワーアンプ後に設置されておりかなり優秀でしたがこちらはレジスティブロード。St. Jamesではリアクティブロード搭載でよりそのサウンドに磨きがかかっております。なぜパワーアンプの後段が良いかですが、真空管アンプならではの挙動が顕著に出るパワーセクションを活かして信号をアウトプットできるからです。また理論上 音質劣化も最小限に抑えられるとのことです。
世界最軽量のフルチューブアンプ??
この軽さも話題になっています。持ち運びやすく、接続の切り替えなどでバックパネルに用事がある際なども手軽に向きを変えられたりと何かと嬉しい小型/軽量設計。リアクティブロードやDSPシミュレートなど多彩な機能が豊富なのにコンパクトさを実現できたのは実はワット数切り替えのマジックがあるからだとか。フロントパネルのスイッチにて2W/SUG/50Wが切り替えられ自宅環境での小音量使用も考慮されてますが、リアクティブロード使用時も2W駆動になり、その状態に対して負荷受けすることでコンパクトなリアクティブロードセクションを設計できたとのことです。※ちなみにSUGモードというのはヘッドルームを少し狭くしたモードで、コンプレッション感をが増し しなやかなレスポンスに変えることのできるモードになります。
また、電源がトランス方式ではなくスイッチング方式を使用しているという点も軽量化に大きく影響しております。最新のSMPS(スイッチモード電源)テクノロジーを用いて開発された高効率で軽量の電源トランスを使用しており、従来の鉄芯変圧器のサウンドとニュアンスを維持しながら、軽量でユニバーサルな電圧に対応する仕様を実現させたとのことです。
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