Van Damme(バンダム)ケーブルはイギリスにて『ハンド・メイド』で製造される高音質・高品質なケーブルです。アビーロード・スタジオでも採用され、エリック・クラプトン、ゲイリー・ムーア、トニー・アイオミ、マーティン・エース・ケント(スカンク・アナンシー)等も使用しています。また、PRSがコラボレーションケーブルを発売した事でこのブランドを知った皆さんも多い事でしょう。このケーブルは高品質なだけでなく、その音色に特徴があります。
バンダム・シルバーシリーズについて
シルバー・シリーズは、ギターやベースをアンプに繋ぐための楽器用ケーブルです。材質と電気特性には一切妥協をしていません。ライブで要求されるケーブルの『柔らかさ』や『取り回しの良さ』よりも、レコーディングでの『音質』に重点を置いています。また、ケーブルにはLo|Flat|Hiと3タイプあり、それぞれ特長が異なります。モデル毎に高域の減衰量が違うので、アンプからの出音も変わります。
3種類のケーブルはフーチーズ店頭で弾き比べて購入する事が可能です。お気軽にご相談ください(渋谷店取扱)
Lo-Cap 55 Cable
- 【 3m 】希望小売価格:¥11,000(税込)
- 【 5m 】希望小売価格:¥15,950(税込)
- 【 7m 】希望小売価格:¥17,600(税込)
Lo-Cap 55はキャパシタンス(静電容量)が非常に低く、高域の減衰を最小限に抑えます。ベース、アコースティックは勿論ですが、パッシブピックアップのギターには理想的です。ケーブルを通過する際に『音痩せ』しないと言うことは、楽器のトーンを生き生きとさせると言う事になります。
Flat-Cap 90 Cable
- 【3m】希望小売価格:¥8,250(税込)
- 【5m】希望小売価格:¥10,780(税込)
- 【7m】希望小売価格:¥14,080(税込)
比較的低いキャパシタンス(静電容量)で高品質な、とても使いやすい基本となるケーブルです。ハムバッカーやシングルコイルのギター|ベース、他にもキーボード等で、楽器本来のサウンドをクリアに伝えます。特にヴィンテージタイプのピックアップを搭載したギターやベース、そしてヴィンテージスタイルのファズ等に相性抜群です。
Hi-Cap 125 Cable
- 【3m】希望小売価格:¥8,580(税込)
- 【5m】希望小売価格:¥11,550(税込)
- 【7m】希望小売価格:¥15,400(税込)
Lo-Cap/Flat-Capに比べると高域が減衰する特徴を持たせています。これはジャズギターやトレブリーなギターサウンドと組みわせる事で、音色のバランスを取っています。また、70年代サウンドを好み、当時と同じような機材を揃える皆さんは、このケーブルを使用する事であの独特のトーンの質感を得ることができます。お好み次第ですが、Flat-CapとこのHi-capはファズサウンドを愛する皆さんにもきっと気に入っていただける事でしょう。
ケーブル毎の特長
Lo-Cap 55:高域の減衰が少ない。(特性:55 pF/m)
Flat-Cap 90:高域の減衰が平均的。(特性:90 pF/m)
Hi-Cap 125:高域の減衰が多い。(特性:125 pF/m)
パッシブ・ピックアップとの組み合わせで本領を発揮
ケーブル毎の特性の違いは、特にパッシブ・ピックアップだとハッキリと感じることができます。パッシブ・ピックアップは出力レベルが低いので、このケーブルが高周波減衰フィルターの様な働きをするからです。アクティブの様なローインピーダンス/高出力ピックアップだと、ケーブル毎の違いは、わずかにしか感じられないでしょう。
ケーブルの長さと減衰量の関係
特性のpF/mとは(このケーブルに関してわかり易く言うと)、1メートルあたりの高域の減衰量です。55 pF/mなら、1mあたり55 pFの静電容量に相応して高域が減衰します。なので、減衰量はケーブルの長さによって変わります。
例えば、10メートルのLo-Cap 55と4.4メートルのHi-Cap 125の特性は、どちらも550 pFで同じになります。
レコーディング環境において、可能であればケーブルの長さは5メートル以下を推奨します。もし長さが必要な場合は、減衰の少ないモデルをお勧めします。
ノイトリック・プラグ
プラグは高品質なノイトリック製です。Lo-Cap 55には、太いケーブルに対応するNP2XLを採用しています。また、Flat-Cap 90とHi-Cap 125にはNP2Xを採用し、片側がLプラグのモデルは、NP2RXを採用しています。ノイトリックプラグはイギリスやヨーロッパ各国のケーブルと特に相性が良いようです。