【ブログ】Headway 「ノンアジャスタブル・ロッド」モデルのおさらい / Vol.2

【ブログ】Headway 「ノンアジャスタブル・ロッド」モデルのおさらい / Vol.2

こんにちは、橋川です。

先日おさらいした「ノンアジャスタブル・ロッド」を採用したモデル。今回は続編をお届けします。

近年はJohn Mayer氏も愛用する事で注目を浴び、人気のボディシェイプ「OM」。トリプルオーと同様のボディサイズながら、ロングスケールを採用することでしっかりとしたテンション感&音の張りもありながら、抱えやすさも兼ね備えています。変速チューニングも多用される方であれば、やはりロングスケールの安定感は欲しいですよね。

そんなOMスタイルの「VOM-280」の2本をご紹介したいと思います。

VOM-280 34s CTM / Ebony bar 【ローズウッドバック&サイド】

こちらの「VOM-280」は、エボニーロッドの中心にグラファイトをプラスしたモデル。コの字のエボニー材の中心に、補強のグラファイトをプラスしています。ロッドはこんな感じです。

図解したものをヘッドウェイ様よりいただきました。よりイメージが湧くかと思います。

エボニーロッドを採用しつつも、張力によるネック反りに対しての強度、音色と鳴りのバランス重視し、エボニーロッドの芯材にグラファイトを使用しています。本来のアコースティックギターのトーンに、現代のテイストを加えた仕様と言えるでしょう。

余裕のある低音域と全体的なエアー感は、エボニー/グラファイトのロッドのネック内部での、密着が深く関係しています。ネックの振動や材の音が、アジャスタブルロッドのギターに比べ、より明確に感じ、聞き取れる素晴らしいバランスです。

こちらのモデルは、よりウッディーな「甘さ」を持ったサウンドが特徴です。

VOM-280 34s CTM / G.T. & Ebony bar 【ローズウッドバック&サイド】

もう1本のモデルはこちらの「VOM-280」です。ボディやネック周りに採用されている木材は先ほどご紹介したモデルと同一です。

こちらのモデルはロッドにエボニー材とグラファイトT・バーのミックスを採用。張力によるネック反りに対しての強度、音色と鳴りのバランス重視する点は変わりませんが、先程ご紹介のモデルと比べると、より軽やかな音の立ち上がり&ブライトさが印象的です。

やはりエボニーとグラファイトの比率が変わることによって、サウンドは変化します。あとはプレイされる方のお好みといったところでしょうか。

百瀬氏製作モデルに関して、ネックグリップについてのお問い合わせもよくいただきます。次回はその辺りをご紹介させていただこうかと思います。

今回ご紹介の2本ですが、より詳しく解説した動画もございます。動画の最後の方にサウンドサンプルも入っています。お時間がある時に、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

ぜひ店頭でお試しいただきたい2本です。ご来店が叶わないお客様も、ぜひお電話等でお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。

橋川

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