こんにちは、橋川です。
ただいまヘッドウェイギターズ・フェアを開催中のSP店ですが、お客様より百瀬氏製作の「ノンアジャスタブル・ロッド」を採用したモデルのお問い合わせをよくいただきます。
今日は橋川オススメのホンジュラスマホガニーバック&サイドを採用した、「HD-180」の2本を比較、おさらいしたいと思います。
HD-180 34s Custom / Graphite T bar 【ホンジュラスマホガニーバック&サイド】
こちらの「HD-180」は、ロッドからエボニー材を排し、グラファイトのT・バーのみの「ノンアジャスタブル・ロッド」構造を採用したモデルです。
張力によるネック反りに対しての強度、音色と鳴りのバランス重視する点は変わりませんが、より軽やかな音の立ち上がりを求めた仕様です。マホガニーらしい軽やかな鳴り感はグラファイト・T・バーと非常に相性が良いといえるでしょう。
実際に埋め込んであるバーを見てみましょう。
ホンジュラスマホガニーのネックに「T」型に整形されたグラファイトバーが埋め込まれています。本来のマホガニーネックのサウンドに、グラファイトにて強度を持たせた仕様です。実際に画像でご覧いただくとお分かりいただけると思います。
下は、以前撮影したサウンドサンプルです。ぜひご覧いただければと思います。
より詳しく「Graphite T Bar」ロッドのモデルを解説した動画もございますので、お時間がある時に、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
VHD-180 Custom / SQ bar ebony 【ホンジュラスマホガニーバック&サイド】
もう1本のモデルはこちらの「VHD-180」です。
ノンアジャスタブル・ロッドモデルですが、製作当初は「HD-180」と表記されていました。しかしながら、アジャスタブルロッドモデルと区別するために「VHD-180」と表記されるようになったようです。
こちらのネックに仕込んである材料ですが、スクエアに加工されたエボニーの周りをグラファイトで囲っています。
グラファイトのみのモデルの方が「すっきり」した印象を持つ一方、エボニーもプラスしたこちらのモデルは、木材ならではの「甘さ」が少しプラスされる印象です。
サウンドはどちらも素晴らしく、後はお好みといったところだと思います。
少しわかりづらいですが、こちらも埋め込んであるロッドを見てみましょう。
中心にスクエアのエボニーが入っており、周りをグラファイト材で囲っています。先に紹介したモデルのように、モデル名に「34s」と入っていませんが、ブレーシングは同じく「34 Semi-forward-shifted, Scalloped X Bracing」を採用しています。
いずれのモデルも、百瀬氏の飽くなき探求心の成果と言えると思います。
こちらも動画をぜひご覧ください。
ぜひ店頭でお試しいただきたい2本です。ご来店が叶わないお客様も、ぜひお電話等でお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。
橋川
SP店 : Headway Guitars / HF-180 34s CTM / Graphite T bar / Honduras Mahogany
販売価格605,000円(消費税込み)