でもお高いんでしょう? / Duesenbergがやってきた。

でもお高いんでしょう? / Duesenbergがやってきた。

渋谷店ニシキドです。

ここ最近、渋谷店に訪れてくださった皆様は店頭に並んでいるギターのラインアップを見て、「あれ?なんかいつもと景色が違うぞ?」と思った方も多いかと思います。

そうなんですDuesenbergをドドッと入荷してみました。

みなさんも痛感されているかと思いますが、ここ最近のギターや関連機材の価格の高騰。著しいですよね。僕ら(クルーズ)も頑張ってはいるのですが、以前に比べると全体的に価格が上がってしまいました。為替の影響を受けているのは海外ブランドの値上げをみているとわかりやすいと思いますが、国産ブランドであっても海外製のパーツを使用することも多く、その影響をどうしても受けてしまいます。

クルーズは元々、「国内のミュージシャンにより良い楽器を手に入りやすい価格帯で提供したい。」という理念から生まれております。海外製のハイエンド・コンポーネント系ギターへの憧れと需要が浸透していた当時「現地で購入したら〇〇円くらいのはずなのに日本で販売しようと思うと様々なコストでこんなに高くなってしまう…であれば、それらに引けをとらないクオリティのギターを国内で作ろう!」というのが始まりの理由のひとつです。そこから40年近く経ちますが今もなお、クルーズの製品は”適正な価格”で高品質なギターを製作するということを大事にしております。これは一度クルーズの楽器に触れて頂ければ感じ取って頂けると思います。

少し話を戻して、
僕、探したんですよね。クルーズとはまた別のスタイルで、フーチーズのお客様にもマッチしそうで、自信を持ってみなさんにご案内できる”適正価格”のしっかりとした品質のギターを。代理店さんなど各所にあたってたくさんのブランドを試しました。最初にDuesenbergを試してみてかなり好感触。念の為 他もいくつかのメーカーを試し、やっぱりこれだ!というブランドのひとつが

Duesenberg。

30〜40万円付近で手に入るMADE IN GERMANY。凄くないですか?海外製(本国製)でありながら国産のミドル価格くらいのお値段。そしてその品質も素晴らしいものでした。

ここからはDuesenbergの魅力や品質、こだわりをご紹介していきましょう。

これでもかというくらいにオリジナルパーツ

エンブレムやロッドカバーはもちろんピックアップとピックアップカバー、ピックガード形状や素材、セレクター、ブリッジ、トレモロ、テイルピース、ペグ、ジャックプレートなどほぼ全てがオリジナルパーツです。これにより一目でデューセンバーグのギターとわかる存在感と統一感のある完成された美しさを持っています。また次の項目でご紹介しますがデザイン性だけではなく演奏性やサウンドの向上にも一役買っています。

デザインだけでない機能美

例えばZ-TUNERS。ペグボタンの様式美的な美しさはもちろん、3/3のペグですが弦の先が落とし込めるようになっております。カットオフした弦の先が暴れることなくスッキリ収められます。身体や衣服、はたまたギターケース内部の生地などに引っ掛けてしまうリスクがなくなります。

またDIAMOND DELUXE TREMOLAをはじめとするオリジナルのビグスビースタイルのトレモロですが、弦のボールエンド部の固定方式が一般的なビグスビーとは異なり「弦通し」方式になっております。これだけで弦交換はかなり楽になります。剛性の部分でも安心です。これにより振動のロスも少なくサウンドもタイトでどっしりと落ち着き、芯を感じられます。そしてアーミングによるチューニングの狂いも驚くほど少ないです。

また素晴らしいのがアームの長さと角度をアジャストできる機構になっている点です。イモネジを緩めアームバーをスライドさせ長さと角度を調整します。弾き手の体格やプレイスタイルに合わせて調整が可能になっております。

圧倒的な個性/アイコニックなデザイン

オリジナルパーツ以外にもボディ形状、サウンドホール形状やピックガード、インレイなどもオリジナリティに溢れ、目をひきます。1900年初頭に流行したアール・デコ様式に影響を受けたデザイン(建築でいうとクライスラービルディングやエンパイア・ステートメントビルディングなどが有名です。)は見るものを釘付けにする美しさがあります。その他にも他社ではなかなか見られない斬新アイディアを取り入れています。JULIAのピックガードは「こんなのみたことありますか!?」というくらいのインパクト。圧倒的にアイコニック(象徴的)なギターです。Duesenbergのギターを相棒として抱えていたら「このギターといえば〇〇だよな。」という存在になりえます。自身を象徴する1本としてデューセンバーグのギターを是非選んで欲しい。

品質とサウンド

PLEKを全面的に導入するなどネックまわりの品質の管理には相当に力を入れています。それはネックを握った瞬間にわかると思います。指板サイドの処理もしっかりしており、シェイピングもとてもナチュラルに手に馴染みます。 ボディシェイプも同様です。

様々な機種を試し、入荷してみてみましたが、木材やパーツなど素材も含めその品質はどれも安定しております。

サウンドはど真ん中!なトラッドスタイルとは一味違う個性。F社でもG社でもない。これがディーセンバーグのサウンドです。あなたのラインナップに一度入ったら他のどんなギターとも違ったサウンドを聞かせてくれるはずです。

特徴的なのは配線関係。モデルによって様々ですがピックアップのサウンドや組み合わせ/構成、サーキットにもかなりのこだわりを感じます。単純な3WAYではなくハムバッカーのスプリットやローカットを絡めた、実用的でありながらしっかりと”意図するサウンドが見える”構成になっております。一見複雑でありながら理解するととても使い勝手が良いのです。

トップミュージシャンたちも愛用

アイコニックなルックスとデューセンバーグにしか出し得ないそのサウンドから、音に深いこだわりを持つ、海外のトップミュージシャンにも愛用されております。ジョン・メイヤー、ジョーイ&デヴィッド・ランドレス兄弟、ドイル・ブラムホール II、ジャクソン・ブラウン、ロン・ウッド、ジョー・ウォルシュ、ボブ・ディラン、ビリー・ギボンズ、ケブ・モ、エルビス・コステロなど様々な世代のトップミュージシャンが愛用。

最後に

「見たことはあるけど/カッコいいなとは思っていたけど 実際に触ったことはないな。」という方が多いと思います。この記事を読んで気になった方は是非実際に手に取って触ってみてください。コレクションとしても素敵ですし、新たなインスピレーションをくれるサウンド、ステージ映えするルックス、表舞台で活動される方であれば自身を象徴するアイコニックな1本としてもおすすめです。

渋谷店ニシキド

[ ディーセンバーグの在庫はこちらから ]

ABOUT THE AUTHOR

NISHIKIDO
渋谷店スタッフ
Rabbit関連、セミアコ関連担当
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