こんにちは。和田です。
なんかあっと言う間に12月に入ってしまった感じです。
天候的に秋をあまり感じなくなったせいもあるのかもしれませんが、なんかせわしないですね。とか言ってるとあっという間に年末になってしまうのでしょう…。
さて、そんな中でありますが先日もご紹介をした通り、MUSIC MAN JP6/JP7 Mystic Dreamが日本限定生産(KID LIMITED)として復活しました。
少し間が空いてしまった期間もありますが、個人的にJPシリーズはずっと扱い続けて来たモデルであるので、元祖とも言えるこのJP6は思い入れのあるモデルでもあります。
さてそんなJP6/JP7ですが、2000年の発売当初からトレモロユニット、ネックシェイプ(指板Rも含めて)、フレットの素材と実は細かなアップデートが加えられています。(ピエゾのプリアンプ回路とかもアップデートされてたりします。)
そして今回の復活でブースト機能&コイルタップ機能も追加となった元祖にして最新スペックとして登場したわけです。
なぜかその部分に関してはあまり触れられてないのが気になりますが、しれっとアップデートする部分はMUSIC MANらしいと言えばらしいです。
それにしてももっとこの事に触れても良いのでは!!っと思ったので、前回のブログとなった訳です。
で、その中でふと思ったのが、
そう言えば、JP7とJP15は弾き比べた事ないな…
っと、前職ではJPシリーズをフルラインナップするという、今考えると恐ろしい場所に勤務していたのですが、そん時にこの組み合わせのチェックはしてないなと…
っと、いう事で最近ようやく慣れて来た動画にしてみました。
(アップデート部分は流石に喋らないと伝わらないのでは?っという事になりましたので、今回は説明トークも入っております。)
※各セクションでチャプター分けをしているので、それぞれワンクリックで飛べるようになっております。
撮影しているとどうしても顔が強張ってきたり、なんともない部分でミス連発したり、ドラム止まったりとちょこちょこ(いやむしろ頻繁に!?)ドツボにハマりますので、私を盛り上げる為に坂本氏の掛け声や合いの手が入っておりますのは、撮影しているとどうしても顔が強張ってきたり(つまらなさそうに弾いているとご指摘頂いたり…)、なんともない部分でミス連発したり、ドラム止まったりとちょこちょこ(いやむしろ頻繁に!?)ドツボにハマりますので、私を盛り上げる為に坂本氏の掛け声や合いの手が入っております。
基本的にラインで録っているので、ガンガン入れてもらって大丈夫!!っという事でやりつつ、実は舞台裏では様々なかけ声や救急車の音が入ったり、ヘリの音が入ったりと、賑やかに楽しく撮影しております(笑)
さて、本題に戻りましていざ弾き比べてみると、結構違います。そう、
これぞまさにLow-Bサウンドの歴史
ボディ材も指板材もピックアップも違うから違うのは当たり前なのですが、特にリアピックアップでのミッドレンジの具合の違いを聞いて頂ければ分かり易いかと思います。
JP6/7~JP12まではミッドがギュッとスクープされたハイゲイン、JP13以降からミッドのスクープ感を抑えめにし、ちょっと暴れる感じの生々しい音といったところでしょうか。(この辺りは下記添付の過去ブログをご参照いただければと思います。)
ガッツリと歪ませるまたはダウンチューニングも利用する中で、早いパッセージだったり、シュレッド系なソロを弾くのであれば、元祖であるJP6/7の方がサウンド的にもガッチリと喰いつく感じがマッチします。JP6/7の特徴でもあるガッツリ入ったエルボーコンターもこうしたプレイの中で効いてきます。
以前から感じていたのですが、ハイゲインで使ったり、バンドアンサンブルの中では実は元祖JP6/7の方が扱い易いのではないかと思っていましたが、今回チェックしてみたところ
やっぱりこの音だよね!!
っと革新しましした。
発売からまもなく25年経過するギターが現在のハイゲインサウンドにもバッチリ嚙み合うって、やっぱり凄いギターだと思います。
一方でJP15は1本でより多彩なジャンル、サウンドに対応出来るようにというジョン・ペトルーシ氏の意向を反映し、フロント・リアでのキャラクターの違いがより明確になり、サウンドもより生々しい方向へシフトした感じとなります。ピックアップのパワー自体もJP6/7よりもやや控えめになっていますが、ソロの際に必要なパワーはブースター機能で補っているのかな?ブースターでプッシュするのも踏まえたピックアップのキャラクターを作ってるのかな?っと思える感じがします。ホント、良く考えられています。
よりニュアンスであり、叙情的なフレーズが似合う近年のペトルーシ氏のフレーズが想像出来そうなサウンドです。
そして編集してて思ったが、杢目がめっちゃ綺麗!!ルックスもバッチリです。
いかがでしょうか?
ちょこっと弾いただけでもキャラクターの違いはしっかりあるのですが、共通して言えるのは高いプレイアビリティ、バランスと共に完成度の高いと言いますが、
完成したギター
であるというのは一貫してあります。そしてどちらもJPらしさをしっかりと感じ取れつつ、多彩なジャンルに対応出来るというのもポイントです。
実際に弾いて好みで選んで頂くのがベストでありますが、そうもいかない方もあると思いますので、シンプルにそれぞれのキャラクターを伝えるのであれば
・ハイゲイン、モダンなトーンが欲しいならJP6/7
・ポップスからフュージョンと幅広いサウンドを使うならJP15
っといった感じでしょうか。
ちなみにどっちのキャラクターも把握してしまう(Low-Bサウンドの歴史を感じてしまう)と
うむむ…どっちも欲しい…
っとなる程どちらも魅力的ですので、ご注意を。
両方が揃っている機会は今後ない可能性が高いので、気になっている方はお早めに。
それでは。