ライン対応のペダルボード2種(アコギとエレキ)

ライン対応のペダルボード2種(アコギとエレキ)

先日、お客様のペダルボードを制作いたしました。

以前にも組み替えを行なったお客様でしたが、今回はライン対応にアップデートという事でUAFX ENIGMATICを軸として再構築。会場の設備やRECでの使用も想定してDIも組み込んで!との事。ボードに乗るのか?かなり不安でしたがなんとか…ギッチリですがボードに収まりました。

ポイントはピーターソンチューナーの下に配置されたクルーズ buffoutです。THE 現代的ストラト専用ボードという感じです。さらに当初の予定にはなかったPD1V2.の動画をチェックいただき「これは早速ボードに入れなきゃでしょ…」という事で某ペダルとの入替となりました。これが素晴らしいマッチングでお客様も大満足。PD1はV2も良いです。ボードに入るとさらに感じます。

さらにラフ組みの途中、VOX Valvenagy TONE SCUILPTURE(EQ)の事をふと思い出したお客様はEnigmaticの前段に配置。ライン出力なので、会場の鳴りやステージの状況に応じて音質補正を加える意向でしたが…誤算として、かなり強力&自然に、音色に真空管の質感を加えてくれました。このEQも配置場所次第で「ブースターとして」「コンプレッサー的用途として」「音質補正用として」「チューブの質感を生み出すペダルとして」かなり多彩に使用できます。

スタッフ錦戸がサウンドチェック中(iPhoneのカメラで撮影/YAMAHA HS5からの出音)

もう一枚のボードはさらに同じお客様のアコースティックギター用のボードです。

2 in 2 outのTRIAL PRE-EQ(プリ)に入った楽器の信号は2 in 1 outのスイッチャーからコンプ、オーバードライブを通ってPD1-V2下のクルーズのbuffoutへ。そこからt.cのルーパーを通過してVolume、Reverb/Delayを通過してD.Iから出力されます。ポイントはbuffoutとオーバードライブですね。以前にもPD1(V1)を使用してアコギをちょっと歪ませる、という事をやった事がありますが、PD1(V2)でも効果的なサウンドになりました。今回2インプットのプリを使用した理由としては1)鉄弦とガット弦の持ち替えのバージョンと2)鉄弦/またはガットとエレクトリックギターの持ち替えを行うためです。エレキを使用する場合はプリアンプの前段にUAFX DREAM65を接続します。
TRIAL PRE-EQはフルレンジのEQを備えているので、エレキでも都合よく使用できます。後段に置いたPD1V2は低音が十分にあるのでDreamのサウンドにコンプ感とサチュ感を加える用途としても優秀でした。パワーディストリビューターの関係で電源が足りなかったのでABスイッチャーだけはバッテリー使用にしています。

という事で村田がエレキサイドのサウンドチェック中の動画をオーナーさんが撮影してくれました。同じくiPhoneのカメラ/マイクでYAMAHA HS5のモニターから出ている音です。いかがでしょうか?

ちなみに!
いずれもギターは社長プロダクトの6turns(オーナー様私物)です。そんなオーナー本田さん(Killing Time Brothers)のライブが12月にあるそうなので是非チェックしてみてください

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