今回はCrews Maniac Sound ベースに搭載されているオリジナルピックアップとその組み合わせにフォーカスを当ててご紹介していきたいと思います。
Crews Type-J Pickup
主な搭載モデル：Crews Maniac Sound JB-Modernシリーズ
長年スタンダードモデルとして愛されているオリジナルピックアップ。1960年代初頭のJピックアップの仕様を再現しており、例えばブリッジポジション単体でも非力さがなく、中低域に存在感のあるサウンドを出力します。ミッドレンジが立っており、ユーザーの皆さんからは「パッシヴで使用してもアクティブベースの様な存在感がある」という声をよく頂いています。ドライブさせても格好良い音がでる、アンサンブルに入った時にその素晴らしさを実感できるピックアップです。
Crews Type-P +Type-J Pickup
主な搭載モデル：Crews Maniac Sound NPJシリーズ
クルーズオリジナルのPピックアップとJピックアップを組みわせたモデル。PJレイアウトで起こりがちな位相問題を解決し、両ピックアップをミックスした際にも「中抜けした音」にならず、それでいてパンチのある低域とスピード感のある高域が楽しめます。各ピックアップの出力がしっかりとあるので、単体で使用した際にも十分なパワーがあり、ピックアップのミックス次第で多彩なサウンドが得られる隠れた人気モデルです。
Crews Original Humbucker
主な搭載モデル：Crews Maniac Sound NPB HBシリーズ , UNCLEシリーズ
オリジナル・デュアルコイル・ピックアップ。一般的にデュアルピックアップ（ハムバッカーとも言います）はその名の通り２つのコイルを並列接続（パラレル）して使用されることが多いと思いますが、クルーズでは出荷時に直列接続（シリーズ）を採用している事もあります。並列では、どちらかといえば「ドンシャリ」なイメージのサウンド。直列ではパワフルでミッドレンジに強烈な存在感を持ちます。ご購入時に直列と並列を変更したり、スイッチポットにて切り替える等のカスタマイズにも対応しております。お気軽にご相談ください。
Crews Original Humbucker +Type-J Pickup
主な搭載モデル：Crews Maniac Sound NPB JH
デュアルコイルピックアップにタイプ-J-ピックアップを組みわせたJH仕様。デュアルコイルのパワフルなサウンドにJピックアップをミックスする事でサウンドが僅かに「滲み」ます。分厚い音の壁を作りつつ、前に出過ぎないベースサウンドとなりますので、ロックバンドはもちろん、R&Bやトリオバンドにおいて、音に厚みを持たせつつソロとバッキング・グルーヴを自由に行き来したいというベーシストにもおすすめのコンビネーションです。
Crews Type-J 2023 Pickup
主な搭載モデル：Crews Maniac Sound JB-Modern2023以降の製造個体
アルニコ5マグネット、AWG42コイルワイヤーという基本スペックはTYPE-Jピックアップと同様ですが、ワウンドを変更したニューモデル。パワフルなサウンドはそのままに、より低域のスピード感とハイミッドの音ヌケを両立させた新しいJBモデル。キレのあるスラップサウンド、ピックやフィンガーではしっかりとした４-3弦の発音に特徴が現れています。全体的にパワーをキープしつつクリア／明瞭な音色。現代的なバンドアンサンブルでもしっかりとした存在感が得られるピックアップです。NEWと書いてあるシールが店頭での目印です。
加えてクルーズアクティブベースに搭載されているプリアンプCrews TBC-1の特徴とは？
クルーズオリジナルデザインのTBC-1プリアンプは全てのクルーズマニアックサウンド・アクティブベースに採用されています。トレブルとベースという２バンドのEQでトレブル／8KHz、ベース／53Hzをそれぞれ +/-10dbまでブースト／カットします。センタークリック付きのコントローラを装備し、ベースの原音を損なう事なく、手元でパワー感やヌケ感を調整可能です。海外のベーシストにはこのトレブルとベースのブーストをフル位置にセットし、VOLUMEコントロールで全体的な出力をコントロールするプレイヤーもいます。この事に関して「ベースの原音を重視した自然なブーストサウンドでありながら、現代的なR&BやPOPSで求められるベースサウンドを簡単に作り出せる。」とコメントしてくれました。
是非一度手に取ってクルーズのベースのサウンドと弾き心地を確かめてみてください。長年探し求めていたものはこれだ…と気づいてしまうかもしれません。
