こんにちは、橋川です。
【その２】そのギター、トップ材は何？！
ボディトップ材に多く採用されているのが、「スプルース（松系）」と「シダー（杉系）」。
「スプルース」は松系のトップ材。
産地は主に北米や、「ドイツ松（ジャーマンスプルース）」という名前がある通り、ヨーロッパでも採れる材料です。サウンドは芯があり、アコースティックギターには欠かせない、ド定番のトップ材です。
木肌は白っぽく、弾力性、粘りもあり、適度な強度も持ち合わせた秀逸な材料です。
余談ですが、アラスカに「シトカ」という都市があり、スプルースの代表格「シトカスプルース」の名前の由来となっています。「シトカ」「ジャーマン」「アディロンダック」など、材料に伐採される地域が入っているので、特徴も覚えやすいかもしれません。（別の機会にご紹介させていただきますね。）
日本でもエゾ松が採れますが、こちらもスプルースの仲間です。
一方、ギターに使われる多くの「シダー」は、いわゆる「レッドシダー」「米杉」と呼ばれる材料です。
こちらは「スプルース」とは対照的に、木肌は茶褐色で、耐久性はありますが、軽く、強度はあまりない材料です。サウンドは柔らかく、フィンガースタイルのプレーヤーに人気があります。触った質感は、もなかの皮のような独特の柔らかさがあります。
次回はスプルースの種類をご紹介してみましょうかね？
それとも、ボディのサイズの話でもしてみましょうか？！
橋川
