こんにちは、橋川です。
少しずつ暖かくなってきている今日この頃です。そんな陽気に相応しいモデルが、昨日入荷しました。
HD-SAKURA ’22 SF,S-ESU/ATB
Headway45周年を記念した限定モデルで、限定生産15本と稀少な1本となります。今回もヘッドウェイのノウハウが凝縮されたモデルとなっており、この画像が一番わかりやすいかと思います。ご覧ください。
どうでしょうか?シンプルな製品のラフスケッチながら、仕様をとても分かりやすく表記してあります。まずは簡単に内容を確認していきたいと思います。
ボディマテリアル
まずは採用されている材料を見ていきましょう。ボディトップはセレクテッド・シトカスプルース、バックにはワイルドなフレイムの出た「椨桜(タブザクラ)」、センターには和材の「栃」を採用しています。
とても珍しい椨桜ですが、通常の桜よりも堅く乾燥が非常に難しい木材のようで、材料の乾燥工程をはじめ、加工には熟練の技術を要します。ヘッドウェイ工場ならではの材料ではありますが、ヘッドウェイ・・・さすがの加工技術です。
フィンガーボードにはエボニーを採用。指板上には美しい桜のインレイが施されています。
また、ネック材には「柾目」取りのマホガニーワンピース材を、贅沢に採用しています。
採用されているネックグリップ
ネック材にはアフリカンマホガニーの1ピース材を、贅沢に採用しています。もちろん木取りは先日ご紹介させていただいた、こだわりの「柾目」です。この辺りは流石ですね。
ネックグリップには、雷鳥モデルとは異なり、薄い設定で握りやすい形状の「エクストラスリムUネック」を採用しています。さらには、ネック内部にカーボンサポートの補強を入れることにより、ネックの剛性プラス、音のレスポンスの良さにも繋がっています。
ボディブレーシング
最近定番となっているブレーシングレイアウト「34ブレーシング」を採用しています。フォワードシフトよりもXの交差位置をブリッジ側に寄せた、いわゆる「セミフォーワードシフト」に近いレイアウト。Xの交差位置で「強度はあるが、鳴りづらい」「鳴りは良いが、強度が弱い」などと、試行錯誤を繰り返した結果たどり着いたブレーシングスタイルです。
鳴りと強度のバランスを絶妙に取った、人気のブレーシングパターンです。
カラーリング
カラーは、今回のモデルの為に調色した、淡い「ライトサクラピンクグラデーション(Light Sakura Pink Gradation)」を採用しています。桜のインレイと相まってインパクト絶大な仕上がりです。
ご来店の上お試しいただける方は、ぜひ一度体感してみてください。ご来店が叶わないお客様は、お気軽にお問い合わせください。
次回はそのサウンドについて書きたいと思います。
橋川
SP店 : Headway Guitars / HF-180 34s CTM / Graphite T bar / Honduras Mahogany
販売価格605,000円(消費税込み)