お客様から未だによくお問い合わせを受けます。
「ケンパーとフラクタル、どちらがオススメですか?」この問いに対して明確な答えは出ているのですが、うまく伝えるのが難しい場合があります。
もちろん、ここに他の機材が絡んでくることもあります(LINE6製品など)しかし、当店ではKEMPERとFRACTAL以外は取り扱っていません(理由は色々ですが、音質/製品クオリティーなどの問題ではありません)
以前、スタッフ和田のブログにもありましたが、まずKEMPERとFRACTALでは存在する理由に違いがあります。なんとなく「デジタルプロセッサ」というジャンルで混同されがちですが、KEMPERは「プロファイラー/アンプリファー」です。フラクタル AXE-FXは「デジタルモデラー/FXプロセッサー」です。このあたりの詳しい話は過去の和田ブログを参照にしてみてください。
和田ブログ:
アンプシミュレーター解説:https://www.hoochies.info/item/column/post-44023/
プロファイラー解説:https://www.hoochies.info/item/column/post-44888/
「うーん話が長いね。そんな暇ないんだけど」
そーゆー方もいらっしゃるでしょう。
うんうん…確かに説明が長いですよね!でも複雑な機材(色々できる)なので、そうなってしまうんです。
でも待って?音で判断したらわかりやすいんじゃない?
という訳でKEMPERとFRACTAL AUDIOの「比較」として良い動画を見つけたのでご紹介させてください。
まず、KEMPERってこんな感じで使うといいんじゃないでしょうか?
この感じ。というか、思いっきり足元に見えますね。ギタリストのアレックスさんはKEMPER FLOORだし、ベーシストのマシューさんはKEMPER REMOTEが置かれているのでラックかHEADを使っていると言うことでしょう。彼らが使用しているギターやベース(楽器の特性)の音はイメージできると思いますが、その音がKEMPERを通過してこの音になっています。このエア感や雰囲気はKEMPERの特性とも言えると思います。彼らがプリセットを使用しているか、自身のプロファイルを使用しているかはわかりませんが、KEMPERを知る方であれば「ああ、それっぽいですね」とご理解いただけると思います。
続いてこれぞFRACTAL AUDIOの音!という動画がこちら。
ペリフェリのミーシャさんの動画です。
こちらも、ベクトルは違えどめちゃくちゃいい音。ピッキングにも要注目ですが、とにかくラインREC(オーディオインターフェイス直)でこの音が録れるなんて最高ですよね。これがまさに、FRACTAL AUDIO(動画ではAXE FX)の凄いところなんです。多分、KEMPERでこのスピード感+タイト&ストロングな音を得ようとすると…色々と難しいと思います(KEMPERではこの音が出せない、とは言いません!)
と言う訳で言わずもがな、なんとなくそれぞれの機材の個性や方向性がご理解いただけたかと思います。もちろん、これはわかりやすい一例でしかないのですが、KEMPERとFRACTAL AUDIO製品、それぞれを何台も販売させていただいた経験の中で、お客様の求める音、方向性はこの2つの動画の音の違いに通じると思いました。一つの参考になればと思います。
KEMPER 在庫一覧 https://www.hoochies.info/item/amp/kemper/
FRACTAL AUDIO 在庫一覧 https://www.hoochies.info/item/amp/fractal-audio-systems/post-40662/
ご質問はお気軽にお問い合わせください。
スタッフ 村田