小ぶりなアコギと聞くと、生鳴りが頼りないのではと思ってしまう方もいるかと思います。勿論この「CL-01」はそんな事はありませんが、あるひと工夫を加え更に一歩進んだサウンドに仕上げています。
販売価格:¥107,800(消費税込み)
その工夫とは「13Fジョイント」である事です。(この手のモデルのオーソドックスなジョイント位置は、通常14Fです)ジョイント位置が深くなる事により、ネックと指板のトーンが更にボディ鳴りと一体化して豊かな響きになります。
そしてもう一点重要なのは、ブリッジの位置がボディエンドに寄るため、ミッド〜ローにかけての音域がより豊かになる事です。
弦振動を直接ボディトップに伝えるブリッジが、ボディ幅が一番広いポイントに近づく事による効果は想像以上にサウンドへ変化をもたらします。これにより小ぶりなタイプとは思えないディープな響きを獲得している事を、是非確かめて頂きたいと思います。
また塗装はニトロセルロース・ラッカー/オープンポアの極薄仕上げ。木材の振動を阻害しないこのフィニッシュがもたらす反応の速さと、13Fジョイントによる豊かなミッド〜ローの共存は、このギターの最大の魅力でしょう。
そして、敢えて荒く仕上げているブレーシング。このギターから、程好くワイルドなニュアンスが感じられるのは、このブレーシングの効果も大きいのではないのでしょうか。綺麗に仕上げようと思えば十分にそれを出来る技術を持つ職人さんが、敢えて荒く仕上げるという所にサウンドに対する妥協なき姿勢が感じられます。
価格を抑えながらも職人がきっちり仕上げるミディアムCシェイプのネックグリップ、そしてバランスの取れた絶妙なテンション等、日本製ならではの品質の良さを感じて下さい。
音はワイルドですが、作りは日本製ならではのキメ細やかなもの。安心して末永く使って頂けると、自信を持っておすすめします。
女性シンガーや、ステージでのエレキからの持ち替えにも最適なサイズです。軽量で飽きのこないデザインは自宅で爪弾くにも最高です。勿論、ストリートやギグに連れ出しても最高のパフォーマンスを約束します。
SPEC
・ネック:マホガニー
・指板:ローズウッド
・ボディートップ:スプルース(単板)
・ボディーバック:マホガニー(単板)
・ボディサイド:マホガニー(合板)
・ナット幅:43mm
・指板ラディアス:R400
・スケールレングス:625mm
・ニトロセルロースラッカー塗装仕上げ
・ギグケース付属
・出荷時弦:D’Addario EJ16(12-53)