【ブログ】ご存知ですか?「サクラ」を使ったアコースティックギター。

【ブログ】ご存知ですか?「サクラ」を使ったアコースティックギター。

こんにちは、橋川です。

最近ヘッドウェイ工場では「サクラ」を使ったアコースティックギターが製作されています。「サクラ」材はバック&サイド材として採用されています。

少し前の工場製アコースティックギターといえば、マホガニーやローズウッドバック&サイドがごく一般的で、グレードが上がってくるとマダガスカルローズウッドや、ブラジリアンローズウッドが登場・・・といったイメージだと思います。

しかし今のヘッドウェイ工場は、個性豊かな、様々な「サクラ」材を使っているのです。

名称に「サクラ」と入っていても、実はサクラとは別の科目の木材もありますが、ヘッドウェイは「サクラシリーズ」として世に送り出しています。

これがまた見た目も美しく、サウンドもとても個性的。

どのモデルにもワンオフ物のような特別な雰囲気が漂っています。ヘッドウェイの気持ちが製品に表れているようで素晴らしいですね。

現在、サイドパーク店にも厳選個体のストックがありますが、本日はこちらをご紹介させていただきます。

HEADWAY HD-SC ’20 TABUZAKURA / ATB

こちらは飛鳥チームビルド製。” SAKURA ” シリーズ特別生産(1本のみ生産)のモデルです。

こちらの1本はショーモデルで、ボディトップにはシトカスプルース、ボディバック&サイドには杢の美しい椨桜(タブザクラ)を採用しています。指板、ブリッジ駒、ヘッド天神、ピックガードには、桜モデルでは定番の色味の美しいパープルハートをセレクトしています。ピックガードや指板のインレイも、ショーモデルに相応しい仕上がりです。

肝心のサウンドはと言いますと、シトカスプルースのコシのある感じに、椨桜ならではの煌びやかさと、軽やかさを兼ね備えたサウンドが印象的です。硬質な材料ならではのストロークでのテンション感は流石です。

橋川が普段愛用しているピックで、簡単にストロークプレイを動画に撮ってみました。

べっ甲ピック → ダンロップ FLEX(ポリアセタール系) → フィンガー

べっ甲ピックはとてもクリアでこのギターにとても相性が良いと思います。自身で使用しているものは、市販のものよりかなり薄目に仕上げてあります。ものによっては割れやすくなりますが、タッチ感が良く、愛用しています。自宅で薄く仕上げる作業も楽しいものですよ。笑

FLEXはポリアセタール系の新しいピックを探して使い始めました。ティアドロップなのですが、個人的には少し大きく感じ、慣れるにはもう少し時間がかかりそうです。サウンドは少しマイルドになり、爪でピッキングしたニュアンスに近くなります。厚みはあまり厚くないほうがギターの良さがより引き立つと思います。.60mmと.73mmを使い分けています。

この他にもサムピックや、フィンガーピックも使用しますが、それはまた別の機会に。ぜひタブザクラの音を聴いていただきつつ、アコギ用のピックの参考にもしていただければと思います。

別撮りのサウンドサンプルもご用意していますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

「サクラ」材を採用したアコースティックギターをまだお試しになっていない方は、ぜひ店頭でチェックしてください!

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