「キャプテン坂本の ” ブルース、いいよね。” - Vol.7 – 」 / フレディ・キング編
7回目を迎えた『ブルース、いいよね』
今回はFreddie Kingをご紹介。
最も好きなブルーズマンのひとりであり、ブルースを歌い、弾くことにおいてかなり影響を受けたのが、Freddie King でした。
もちろん様々なスタイルのブルーズマンがいます。
ギターはサイコーだが歌は……的な方や、その逆もまた然り。
ヘタウマ=味わい深さタイプの方々もたくさんいます。
ギターは攻撃的、歌は怒涛のシャウターなのです。
究極は歌ありきのギターで、両方でねじ伏せることができるのが、Freddie King であり、テキサスキャノンボールと言われた所以は、彼のブルーススタイルにあります。
動画ではギターや機材関係の話に、ほとんど触れなかったので、少し補足したいと思います。
デビュー当時はレコジャケからもわかるように、ギブソンのゴールドトップLPを持っております。
このところ話題のP-90 / ソープバーのマウントされたモノです。
音源を聴く限りでは、無骨で甘く図太いサウンドあり、3弦のベンディング音は、巻線(ラウンド線)の音に聞こえます。
テキサスの伝説的ローカル番組ザ・ビート出演時にはES / セミアコ を手にしており、345使用以降355へと持ち替えてます。
数年前には、ザ・ビート出演時に使用していた、1960年の345が、限定200本のシグネチャーモデルとして発売されました。
アンプはフェンダークワッドリバーブを好んで使用。
直結フルテン系のオーバードライブサウンドを、リアピックアップでサムピックとメタルのフィンガーピックで弾くため、よりトレブリーで攻撃的なサウンドを弾き出しています。
ピックを装着している親指と人差し指のみで弾いています。
彼もまたブルーズマンに多く見られる、右肩からストラップを掛けるスタイルで、ギターが隠れる⁉️ほど大きな手のためか、ベンディング時にネックが折れそうに見えるのがFreddie King です(笑)
そして、典型的な“顔で弾く”タイプで、厳ついお顔立ちにビシッとキマったもみあげ、さらには羽の様に長い襟のシャツとくれば、ギターより顔に目が釘付けになってしまうのもFreddie King …….
ファンキーでロック色の強いスタイルは、後のブルーズマンやロックミュージシャンに、多大なる影響を与えたギタリストであり、シンガーなのです。
お薦めのアルバムに“Getting Ready”をチョイスしましたが、テキサスの砲弾と言われた男が歌い上げるバラードナンバー”Same Old Blues”は、一聴の価値ありです。
その他ナンバーも、ギターが炸裂しておりますので、是非チェックしてください。
演奏動画では、何度かご紹介しておりますが、Crews Maniac Sound “Reunion “を使用。
リアピックアップのみで、Nu:TektオーバードライブをTUBE Gain上げ気味で弾いてます。
あっ! サムピックとメタルフィンガーピックを忘れずに……
まだStay Homeが必要な状況かと思いますので、お気をつけください。
次は『G』ですね。
Gatemouth Brown は『C』で登場してしまいましたので、パッと思いつかない….ですね。
思い付いた方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
ということで、次回もお楽しみに‼️