【ブログ】Crews Maniac Sound Ab’s / See-through Blue

【ブログ】Crews Maniac Sound Ab’s / See-through Blue

こんにちは。和田です。
本日ご紹介をするのは、クルーズのフラグシップモデル
Crews Maniac Sound Ab’s / See-through Blue 

クルーズの最上位機種にしてフラグシップモデル。
フラグシップとあって、材料はもちろんですが、細部に至るまで拘りが詰め込まれています。

コリーナ材ならではの中音域と高音域の抜けが良いサウンド。
ミッドにややピークがありながらも高音域がポンっと抜けてくるのが気持ち良いです。
そこにメイプル材が加わる事により、理想的なアタックとサスティーンが追加されています。

ネックはバーズアイメイプル、指板はハカランダ。
硬質ながらもリッチな響きを持っており、その響きはネックを握る左手にもしっかりと伝わってきます。
ネックサイドにはサイドスキャロップ加工が施されており、握り込むスタイルはもちろんですが、どのスタイルでも運指の際に指の付け根にネックサイドが当たる感覚が少なく、ストレスのないフィンガリングが可能。
指板上をスイスイっと動けてしまう感覚はもう最高です。
さらにバーズアイ、ハカランダの杢目も楽しめます。
バーズアイはこの独特なトラ杢とのミックス具合が堪らないですね。

加工といえばこの部分もぜひ見ていただきたい。
ピックアップとブリッジのザグリの部分が滑らかにカーブを描いた面取り加工がされています。

この些細な部分にまでしっかりと加工をするのはフラグシップモデルならでは。
ぜひこの美しいカーブを見てください。

ピックアップはディマジオ社のピックアップを採用。
フロントにはPAF、リアにはTONEZONE。
フロントではウォームでクラッシックなサウンド、リアではモダンで攻撃的なトーンとそれぞれがしっかりとキャラクター分けされていますので、セレクターを切り替えるだけでも幅広いサウンドを演出します。
またTONEポットをプッシュ・プッシュで両方のピックアップのハムバッカーとシングルの切り替えが可能。フロントではウォームなクリーンから、キレのあるクリーンへと即座に切り替えも可能です。
ブリッジにはフロイドローズを搭載しており、繊細なヴィブラートはもちろん、ダイナミックなアーミングプレイも可能。
フロイドローズでのアーミングと言えば、やはりEVHやブラッド・ギルスが挙げられますが、1曲でその旨みを引き出している曲と言えばこれです。
ジョー・サトリアーニのSatch Boogie

多彩というか、ギターの格好いいところがほぼ全て入っている曲と言っても良いのではないでしょうか。
揺らしのプレイはもちろんですが、ここぞ!って時に入ってくる「ハーモニック・ホイッスル」と言われる技がまた格好良い。
この技はフロイドローズを使っていれば一度はやったことあるのではないでしょうか。
このやり方がわからなくて、色々と雑誌を読み漁ったものです。今はこのようにYOUTUBEもあるし、ネットでもサクッと探せるので、楽になりましたが、これが出来た時の感動は今でも覚えてます。
これを機にフロイドローズを持った方はぜひともやって欲しい技です。

この動画の様なサウンドやプレイもAb’sではお手の物。
もうスルスルっと弾き倒してください。※もちろん練習は必要です。
そしてフロイドローズと言えばやはりこのお方は外せません。
Van Halen Eruption

うーん、やっぱり格好いい。
一度は生で見たかったです・・・。

当個体の重量は3.8kg
極上のフレイムメイプルトップを鮮やかなブルーのシースルーフィニッシュで仕上げた美しい個体です。
生音でジャーンと弾けば楽器全体の響きが左手や体に伝わってきます。
この豊かな弦振動はボディ材、ネック材のサウンドを余すことなく引き出し、ダイレクトマウントされたピックアップがまるでその振動ごとアウトプットするかの如く、しっかりとした音圧がアウトプットされます。
右手のニュアンスに対しても反応がよく、それぞのピックアップを使い分けることにより、太く甘いサウンドや繊細なトーンはもちろん、HR/HM系の激しいサウンドにも対応可能です。
フロイドローズ搭載の個体では生音が冷たい、硬いと思われる方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。
フロイドローズでもしっかりと響かせなければ良い楽器とは言えません。
その響きは手に取ってワンコード弾いて頂ければ理解できるはずです。

クルーズが送り出すフラグシップ機【Ab’s】
ぜひともこのサウンドを味わってください。

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