【連載コラム】USAGI NO MIMIで聴く”OZZY OSBOURNE – Tribute” (ハードロック好きな50代男性)

USAGI NO MIMIの楽しみ方、今回もハードロック好きな50代の酒井がお送りいたします。
今回は、OZZY OSBOURNEのライブアルバム”Tribute”を取り上げてみたいと思います。

OZZY OSBOURNE – Crazy Train (1987年)

ギタリストのランディ・ローズが1982年3月19日に不慮の事故によりこの世を去り、5年後の1987年にリリースされたこちらのライブアルバム、皆様もご存知と思います。
このアルバム、ライブアルバム用にレコーディングされた音源ではなかった(と言われている)ソースが元になっているため、音質的に云々・・・といった記事を当時目にした記憶があります。

ちなみに、私がオジー・オズボーンを知った時のギタリストは既にジェイク・E・リー、ランディ・ローズのことは、後追いで聴く(知っていく)ことになります。

1987年と言えば、HR/HMのアルバムがチャート上位に入るなど、現在よりも「その筋の音楽」にまだまだ勢いがあった時代であり、ギターの音はより「ハイゲイン化」が進んでいた時期でもあったと言えます。
一方、同年にGuns N’ Rosesがデビューし、当時のHR/HMバンドのスタイルや方向性が変化していくターニングポイントになった時期でもあると思います。

そういった時期にリリースされたライブアルバムですが、1980/1981年当時のツアーからの音源が元となっており、聴いた当初はギターの音が「かなりブーミー」かな?という印象だったと記憶しています。それでいてギターソロでは「しっかり抜ける音」になっていることが凄いな・・・と感嘆した思い出も蘇ってまいりました。

余談ですが、この「ブーミーなのに抜ける音」、というのが個人的には非常に好みでして、例えばこちらギタリストの方々も・・・同じような傾向を感じます。

NIGHT RANGER – Brad Gillis

(ライブの時の・・・)Richie Sambora

話が逸れてしまいましたが・・・そんな訳で、改めてOZZY OSBOURNEの”Tribute”をUSAGI NO MIMIで聴いてみました。今回も、今まで聴いていた環境(ポータブルオーディオ/CD/PC等)と聴き比べてみたいと思います。

このアルバムも先のコラムで取り上げた時と同じように、「音の定位」が整理され「立体感」が増したのを感じます。それまでの環境で聴いた場合、ドラムが音像の中心に居る感覚で、その影響かベースの音がやや埋もれ気味な印象です(ベースの音のレベルがやや低めなのも影響しているのかもしれません)。
それが、USAGI NO MIMIで聴くことによりドラムの定位が変わり「音の立体感」が増しました。音に奥行きが生まれ、定位感が「見える」ことで、ベースの音もハッキリと分かるようになります。

定位感が変わることにより、「音の隙間」や「空間」が生まれ、オジーのボーカル、ランディのギター、キーボードもより明確に「音」が伝わってくるのを感じます。オジーの声に掛かったディレイなどもハッキリ聴こえ、ランディのギターも、ピッキングのアタック音や、弦を擦る「音」もより明確に聴き取ることができ、演奏の生々しさ(と良い意味での荒々しさ)が際立つ印象です。

こういった変化により、アルバム中の「ドラムソロ」や「ギターソロ」も、より音が「見えて」くるのが分かります。

ランディ・ローズと言えば、白のレスポール・カスタムにポルカドットのVシェイプ、と有名なギターがありますが、USAGI NO MIMIで聴くことにより、それぞれのギターの音色(ピッキングのアタック音の”差”と言った方が分かりやすいかもしれません)の違いなども、より明確に理解でき(このアルバムの場合は収録場所が違うといった不確定要素もありますが・・・)、より一層「音楽」を聴くことの「楽しさ」を実感いたしました。

そして、このアルバムの最後の曲といえば・・・

皆様、お分かりかと思いますが、1stアルバム”Blizzard Of Ozz”に収録されていたインストルメンタル曲「Dee」のアウトテイクバージョンが収録されています。

コントロール・ルームとランディの会話、この会話についてもUSAGI NO MIMIで聴くと「奥行き感」と「立体感」の変化により、リアルさが増すのを強く感じることができます。

そして、ランディの演奏なのですが・・・こちらも「立体感」が増しています。
ガットギターの弦の擦れる音、フィンガーピッキングのアタックの質感、ランディ本人が(椅子に)座りなおした時の「音」、唾を飲み込んだ「音」・・・いずれも臨場感が高くなった印象です。更にリアルさを感じたのは「スタジオの空気感」。この空気感が増したことにより、ランディと一緒にスタジオに居るかのような印象が強くなり、感慨深い感覚にとらわれたことは言うまでもありません。

ガットギターをつい手に取りたくなってしまう(得意ではないのに)・・・そんな気持ちなってしまいました。

という訳で、今回はOZZY OSBOURNEの”Tribute”を取り上げてみましたが、USAGI NO MIMIで聴くことにより、また新しい「発見」がありました。良い悪いではなく「違う」と言う事実を、このアルバムでも感じ取ることができました。

皆様も是非”Tribute”をUSAGI NO MIMIで聴いてみてください。

最後まで、お付き合いありがとうございました。

渋谷店:酒井

何かお探しですか?