お客様オーダーのBottom’s Upが完成しました!

お客様オーダーのBottom’s Upが完成しました!

渋谷店ニシキドです。

先日に引き続きお客様カスタムオーダーのギターが完成致しましたのでご紹介させて頂きたいと思います。

Crews Bottom’s Up ASH/BR(Fullsize ST Body) See-Through White

2017年モデルなどで採用されたフルサイズのSTシェイプ Bottom’s Upをベースにカスタムオーダー。セレクテッドアッシュのキレとフルサイズボディの豊かなレゾナンス感がたまりません。少し青っぽいシースルーホワイトをご希望でしたのでボディ材のアッシュには黄色みの少ない白めのものを選定。レギュラーラインナップにあるWhite Brondeとはまた異なるクールな印象に。

今回のカスタムオーダーモデル See-Through White
Crews Bottom’s Up 2021 Ash/Maple White Blonde

また、ネック材/指板材が贅沢な仕様です。極上バースアイメイプルネックにブラジリアンローズウッド指板。クリアでスピード感がありながら色気を兼ね備えたリッチなトーンが特徴的です。ネックシェイプはレギュラーモデルよりも肉厚のVINTAGE LINE ST60のシェイプを採用し力強いサウンドを目指しました。フィニッシュはサテン仕上げで滑らかでスムーズなフィンガリングを約束します。指板RはBottom’s Upで標準採用されている310R。


コンポーネントから始まったクルーズカスタムギターの歴史。Bottom’s UPは「これぞクルーズ」というサウンド、プレイアビリティを持ち、長年に亘って多くのプレイヤーを支え、時代の変化やプレイヤーの進化と共に成長してきたロングセラーモデルです。

モダンスペックと実用性を誇るBottom’s Upですが、しっかりとトラッドなサウンドを踏襲しており、この手のギターが失いがちな”音楽的なサウンド”をしっかりと持っています。Bottom’s Upを店頭で弾いてお客様が一番驚かれるのは”その”部分です。

ミドル&フロントのシングルコイルサウンドに注目するとわかりやすく、巻弦を弾いた際 硬質で金属的なアタック音がスイングするミドルピックアップ、ふくよかでありながら芯があり しっかりと音が前に飛んでいくフロントピックアップ。優等生になりがちなSSHの”SS”の部分ですが、Bottom’s Upに関しては実に”おいしい”サウンドを持っていると思います。

リアハムバッカーもトラッドなサウンドを作る際に必要不可欠なハイミッドをしっかりと持ち、奥行きや距離感、エアリー感をコントロールと絡めることで自在に調整/表現できます。さらには自動タップされるリアとミドルシングルの絶妙なハーフトーン。この煌びやかなサウンドでアルペジオ弾いてみてください。コーラスやリバーブを使用しての80-90’sクリスタルクリーンサウンドなんかもお手のものです。

こうして改めて文字で書いてみると 様々な時代を通過し進化してきたギターであることがよくわかります。「古きを捨て新しきを得る」ではなく、随所に歴史の音を刻みながらブラッシュアップされ現代までやってきたという感じですね。

今回はそんなBottom’s Upをマテリアル面でカスタムし、よりお客様の好みの1本に仕上げました。とびきり色っぽいサウンドでした。これはクリーントーンであろうがGAIN高めのリードトーンであろうが変わりなく、間違いなく”ギターの持つ音”でした。早速レコーディングで使用してくださるようです。完成を楽しみにしております。末長くご愛用頂けますと幸いです!

カスタムオーダーをご検討中の場合、ご来店はもちろん、お電話/メール/LINEでのお見積もり/ご相談にも対応しておりますのでまずはお気軽にご連絡いただければと思います。

最後まで閲覧ありがとうございました。

渋谷店 ニシキド

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