お客様からのお問い合わせにお答えシリーズ番外編

今回は久しぶりに「お客様からのお問い合わせシリーズ」番外編です。

以前ご紹介した「クルーズSECのサウンドチェック」動画を観られてご来店されたお客様よりお手持ちのギターを調整してほしいというご依頼をいただきました。

以前の動画:

お持込いただいたギターは「フェンダーの」エリック・クラプトンシグネイチャーモデル/リミテッドエディション。本物のクラプトンモデルです… という訳で早速コンディションをチェック。お客様はあまり弾いていない状態との事。もちろん、全然問題などなく、良いギター。でもクラプトンっぽいセットアップを、となると少々手を付けなければならないポイントが出てきます。と言っても

・ネジ類の締め込み
・ネック調整
・09-42ゲージへの交換(今回はアーニーボール)
・テンションバランスの調整
・電池交換

という、非常に普通の内容です。

お客様からはもう一つ、アンプのご相談もいただきました。家で使えるいいアンプ。昨今は低価格帯でも質の良いアンプが沢山ありますので迷われているとのこと。もちろんクラプトンモデル(ギター)に合うアンプ、というご希望です。

クラプトンの音…それは氏の活動時期によって様々だと思います。しかしいつの時代でも氏の揺るがない音もあります。細かいニュアンスは抜きにして「ナチュラルな歪み」この事だけに注目していけば良いと思います。なぜなら、クラプトンモデルという楽器は非常に完成度が高いギターなんですよね。とくに今回お客様がお持ち込みになったクラプトンモデルは良い個体でした。なので、アンプに妙な癖がなければ、驚くほどちゃんと「クラプトン風」の音が出ます。アンプのゲインだけ間違えないでください。しっかりドライブさせなければ、クラプトン風のサウンドは得られません。

ということで、今回はみんな大好きトランジスタアンプ、VOX Pathfinderでクラプトン風の音を作ってみました。

動画です

(完全に思いつきでギター調整の直前に撮り始めたのでカメラのマイクオンリーで撮影しています。お聴き苦しい点もあるかと思いますがご了承いただきつつ雰囲気でお楽しみください)

いかがでしょうか。実際、大掛かりな調整はやっておりません。本当に基本的なことだけですが、クラプトンサウンドのキモをおさえるとあの雰囲気が出てくると思います。

ただ、さすがにご自宅でPathfinderのVOLUMEフルテンは無理だと思いますので、別のアンプをご提案しようと思います。

ちなみに私が言いたかったことは結局ギターが良くなきゃ話にならない、ということです。

「ギターとアンプ、出音に重要なのはアンプだ」「エレキサウンドの比率はギター2割、アンプ8割」という様な意見を稀に目にしますが、そんなことはないと思いますよ、ということです。特に近年のクラプトンサウンドにおいて最も重要なのはギターだと思います。もちろんジョンメイヤーも同じく、です。

村田