【コラム】1Pホンマホ・ボディー + エボニー指板の個性とは?

今回はCrews LED CUSTOMを動画とブログでご紹介します。

Crews LED CUSTOM

(渋谷店・サイドパーク店のストックリストを見る)

事の始まり

先日、お客様(というか友人)と話していると「ヘンドリクスもLPカスタムを使っていたよね。やはりあのアルニコピックアップが素晴らしいのだろう」と言いだしました。「早くK&Tから出ないかなぁ」と。

うんうんそうだよね、と思いつつ「でも、ピックアップが良いからLPカスタムを使ったんじゃなくて、LPカスタムの音(エボニーとマホガニーのセット)が好きだったんだと思うよ」と言うと「いやいや、あのアルニコピックアップが…」と言って、譲りません。どこまでもピックアップに執着します。

そこで私は「この動画を観なよ。ヘンドリクスがSGを弾いてる。やっぱりカスタムモデル(=エボニー指板)でしょ?このギターはハムバッカーだけど、アルニコの時と同じニュアンスがある。だからボディートップにメイプルを貼っていないLP(=オールマホガニー)で、指板がエボニーであることが重要なんだと思うよ」と言って…

↓この動画をシェアしました。

すると「えー?プレキシの音じゃないのコレ?」と。

また始まった…なぜギターの話をしていたのに、いきなりアンプの話になるんでしょう…笑 

だったらストラトとプレキシのコンビのままで良いじゃないか、と。
なぜSGを持ち出したのか?その理由にならないからです。

RED HOUSEに注目する

Albert Kingの”Travelin’ to California” を聴いてください
この曲をヘンドリクスはカバーしており、後のRED HOUSEに発展します。

そして、ヘンドリクスがCurtis Knight and the Squiresと共に演奏していた初期のRED HOUSEと呼ばれる”California Night”

RED HOUSEはエクスペリエンスの1st “ARE YOU EXPERIENCED?”にも収録されていますが、その初期から後期まで、長い間プレイされた曲であります。初期はやや性急な雰囲気がありますが、後年になるにつれスローで深みのある演奏になると思います。もう一つ、後年 RED HOUSEをプレイする時、ヘンドリクスはセットネックのギブソンギターを多く使用している気がします。稀にVもですが、SG(CUSTOM)や1955年らしい CUSTOMです。

何れにせよ、アグレッシヴなアプローチ=ストラトではなく、ブルースの先輩方(3大 KING)的なアプローチでセットネックギターをチョイスしている様な印象。

その事を伝えると「でた!それは君(村田)の得意なこじ付けじゃん!」と言われました。まぁ確かにこじ付け、です。

でも、例えばヘンドリクスが使用したホワイト・ラージガード仕様のSG CUSTOMは1967年モデルと言われていますが、その時代であれば再生産のLP CUSTOMを使う、というチョイスもあったハズ。それ以前に1955年のLP CUSTOMを使っていたワケですし。でも再生産のLP CUSTOM(マホガニーバックにマホガニートップ+エボニー指板のLP)ではなく、ソリッドマホガニー+エボニー指板のSG CUSTOMを選んだと言うことは…やっぱりソリッドボディーの音が重要だったのだと思うのはこじ付けでしょうか?

ここからが本題です(笑)

と言うことで、貴重なワンピースホンマホボディーのクルーズLED CUSTOMもやっぱりヘンドリクスのRED HOUSE的な音だよ、と言うと「じゃぁ音を聴かせてくれ」と。

では、せっかくなので動画でご紹介しましょう。

こちら↓

Crews LED-CUSTOMとは

このCrews LED CUSTOMはいわゆる1957スタイルのギター。K&TのIMD-57というピックアップが搭載されているから「57 」をうたっているわけではなく、ワンピースのホンジュラスマホガニーボディー、エボニー指板などの「ルールに従って」製作されています。重要なのはエボニー指板、そしてボディー材。ボディーは本当に貴重な「ボディーがトップとバックに分かれていない一枚板」というホンマホを使用しています。これがトップにもマホガニーを貼った1968年頃の仕様だと、この音にはなりません(もっとエアリーなサウンドになります)。

このギターのサウンドを聴いて、ヘンドリクスのRED HOUSEを聴いていただければ、ギター好きな皆さんは多分、直ぐにピンとくる音なのです。「えー」「あのー」を連呼する、お聞き苦しい(アンド適当なRED HOUSE…)動画で申し訳ございませんが…ぜひチェックしてみてください。きっと「彼」も納得した事でしょう!

そして、それまで主流であったソープバーピックアップに続き、57年に登場したハムバッカー。そのサウンドの特徴も恐ろしいレベルで再現しているK&T IMD-57Lのサウンドも合わせてチェックしてください。この音、本当に感動します。

Crews VINTAGE LINE “LED CUSTOM”のストックはこちらからチェック

しつこいですが、限定生産品となります。カスタムオーダーでもなかなか製作できません。
お見逃しのない様にお願いいたします。

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