【動画連動ブログ】 ” ブルース、いいよね。 ” – Vol.6 – by キャプテン坂本

「キャプテン坂本の ” ブルース、いいよね。” - Vol.6 – 」 / エルモア・ジェームス編

6回目を迎えた『ブルース、いいよね』。
今回は、Elmore Jamesです。

ロバート・ジョンソンとも交流があり、後にDust My Broomをエレクトリック化したスタイルで、ブルースシーンに登場しました。
後世に残る名演と、多数のブルースマンやロック系のミュージシャンに、多大なる影響を与えた、ブルース界の巨人であり、偉人であります。

B.B.KingやAlbert Kingも、そのスタイルや曲を継承し、クラプトン、SRV他、Elmoreの曲とスタイルは今も尚、色褪せず演奏されています。イントロフレーズは誰もが聞いたことのある、そしてエルモアスタイルだと
分かります。

オープンDチューニングによるスライドプレイが強烈なため、スライドギタープレーヤーのイメージが強いですが、音源を聴いて頂ければ、スライドギターだけでは無いのが分かります。

デルタブルースの泥臭さと、モダーンテイストの融合のエレクトリックサウンドに、斬新で荒々しいギターと、シャウトするヴォーカルは、一度聞いたら忘れないブルースの衝動があります。

1963年に、心臓発作により45歳の若さで亡くなられましたが、デビューから十余年の短い活動でしたが、ロバート ジョンソンをはじめ、取り巻く環境や人間関係も、非常に興味深いものがあり、さらには、当時の映像が全く見当たらないため、有名でありながら、その実態は非常にミステリアスなのもとなっています。

写真を見る限り、チープな感じのギターを使用してますが、アコースティックギターのサウンドホールに、マグネットピックアップをマウントしたものは、相当のインパクトがあり、そのサウンドも、当時の録音状況もありますが、結構歪んでおり、そのヴィンテージ トーンのディストーションサウンドとも言える、攻撃的な音に魅了されたプレーヤーも、たくさんいるかと思います。

動画ではCrews Maniac Soundの、CP-01 VNTを使用し、軽くNu:Tekt OD-Sでオーバードライブをかけて弾いてます。実際はオープンDチューニングなのですが、トラックの都合上、オープンEチューニングで演奏してます。

スライドギターを弾きたいと言う方は、まずはElmoreスタイルで、練習することをおすすめします。
スライドバーも、ガラス製、スティール製、ブラス製が、最もポピュラーで、近年はセラミック陶器の物も使用者増えています。
ご自身の好みに合ったバーを、チョイスして頂ければ良いかと思います。

超個性的で、とても濃いElmore James……そのミステリアスさも相まって、やはり…..『ブルース、いいよね』。

次回は『F』です。
そう、あのブルーズマンですね‼️

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