【連載コラム】USAGI NO MIMIで聴く”ASIAN DUB FOUNDATION – Enemy Of The Enemy”(50代男性)

USAGI NO MIMIの楽しみ方、再び酒井(50代男性)がお送りいたします。

今回も、USAGI NO MIMIで色々な曲を(その都度耳を奪われながら)聴いていると、この曲が始まりました。

ASIAN DUB FOUNDATION – Fortress Europe (2003年)

2回目にしてハードロックから離れてしまいましたが、今回はASIAN DUB FOUNDATIONのアルバム「Enemy Of The Enemy」にフォーカスを当ててみたいと思います。

当時、エレクトロニカ系の音楽には疎く、聴く機会も少なかったのですが、友人から勧められ聴いてみたところ、すんなり入ってきたのがこのバンドでした。

エスニックなアジア音楽を取り入れたこの感じ・・・加えてギター、ベース、ドラム等の楽器も含まれていた所為か、素直にカッコいいバンドだな!と思ったのが当時の第一印象。今思うと「ロックテイストを無意識に感じた」のかもしれません。

ちなみに、このアルバムには前回、村田氏がコラムで取り上げていた、レディオヘッドのエド・オブライエンやシネイド・オコナーがゲスト参加しています。

このアルバムを改めてUSAGI NO MIMIで聴いてみましたが、やはりそれまで聴いていた環境(ポータブルオーディオ/CD/PC等)との違いを感じました。

まず顕著に違いを感じたのは「音の定位感」。
エレクトロニカ系の音楽で重要な「重低音」の定位感が違います。
それまでの環境で聴くとベースやドラムを含む「重低音」がサウンドの中心(核)に据えられており、ボーカル,MCやギター、パーカッション、ターンテーブル、プログラミング音などが適切な位置に配置されている感覚です。

一方、USAGI NO MIMIで聴くと、全体の「音像・楽器の音」がクリアになったことに驚きます。
核となる「重低音」の定位がやや下った印象(重心が少し下がったと言った方が伝わり易いでしょうか)で、重低音の定位が下がったことにより、ボーカル,MCを含み他の楽器がよりクリアに聴こえるようなった印象です。「音」の印象(感じ方・見え方)が変わったのが分かります。
これにより、「今まで聴こえなかった音」も明確に感じ取ることができます。

ASIAN DUB FOUNDATION – La Haine(2003年)



パーカッションやドラムのリバーブの残響音の残り方、ベースのクリアでありながらうねった感じ、ギターがワウペダルを掛けた時の「食いつき方」、等がハッキリと「見え」てきます。

「音」の定位・重心が変わることにより、見えていなかった「本来存在する音」が浮かび上がり・・・その中に漂うアルバムの「空気感」がより伝わることで、違いが感じ易くなったのかもしれません。

また、今回はスピーカー以外に、ヘッドフォンを使って聴いてみました。
ヘッドフォンで聴くことにより「音の定位感」「クリアさ」の違いがより直接耳に飛び込んでくるので、更に実感・理解できたように感じます。

「音の重心」「定位感」が変わることにより、「音のバランス感」も変わり、聴き馴染んだアルバムも新しい発見や新たな視点で聴くことができます。今回も良い悪いではなく「違う」と言う事実を知ることができ、やはりUSAGI NO MIMIは「音」を再現できる音楽ツールなのだと、改めて実感いたしました。

ちなみに、このアルバムのプロデューサーは、エイドリアン・シャーウッド。
先日のスタッフニシキド氏のコラムの中で取り上げていたSOULQUARIANSのエピソードの中に登場する、LIVING COLORのヴァーノン・リードとも接点があり・・・何か「繋がり」を感じてしまったというのは、無理やりでしょうか。。。

crown-cord.jp/artist/the-soulquarians/(新しいタブで開く)

余談ですが、ASIAN DUB FOUNDATIONは、今年9月に新作リリースが予定されており、先行で数曲公開されています。

新作もUSAGI NO MIMIと、他の環境で聴き比べてみたいと思います。

今回、USAGI NO MIMIで改めてエレクトロニカ系の音楽に触れてみましたが、今まで気にしていなかった、いや、気づいていなかった「音」を「見る」「知る」ことができ、ジャンルを問わず、色々なアーティストを聴いてみたい欲が日々刺激されています。

皆様もUSAGI NO MIMIで、「新しい音」を「見る」、を是非体感していただきたいと思います。

最後まで、お付き合いありがとうございました。

渋谷店:酒井

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