【ブログ】Acoustic Revive AC Cable #2 電源ケーブルの「音比べ」

前回に引き続き、村田ブログにてアコースティックリバイブ(以下アコリバ)の電源ケーブルに関してチェックした感想を述べていきたいと思います。

ところで電源ケーブルの話をするときに「エネルギー感」とか「パワー」とか「倍音」とか「押し出し感」とか「艶感」とか「滑らかな」とか「シルキーな」とか…そう言う表現をよく使います。

音を言葉で伝えようと思うとなかなか難しく、上記の様な言葉が羅列されてしまうことが、多々あります。特に、良い品質のもの、その「良さ」を伝えようと思うとなかなか普段使わない言葉を引き合いに出してしまったり(普段「シルキーなー質感」なんて、少なくとも私は使わないですね。「サラーっとした様な感じでさー」とは言うかもしれませんが)

また、「エネルギー」とか「パワー」とかいうキーワードに身構えてしまう皆さんもいらっしゃる事でしょう。音のエネルギー=エネルギーは目に見えない=オカルトだ!と、感じる方は本当に多いと思います。その事は重々承知しております。しかしながら「音にエネルギー感が加わる」という事は実感できます。実際に音がエネルギッシュになります。

そして、その事は録音した音に対しての付加価値というよりも、実際に演奏しているプレイヤーが「その時」に感じるエネルギーの方が圧倒的に意味があります。演奏が良くなったり、力が抜けた事で表現力に変化が出るからです。

上記で言う演奏者に良い影響を与える音=パワーやエネルギー。「この事」が解らないという皆さんも多いと思います。

特にyoutubeなどにこういった比較動画をアップすると、どこからともなく「違いがわからない」「こんな些細な違いに大金を払う必要はない」「ヘッドフォンでよく聴かないと聴き分けられない様な音に意味があるのか」というコメントが寄せられることもあります。

そういえば、当店のyoutubeチャンネルにはその昔「フーチーズさんは高級機材ばかり扱っているのに、動画は音はちっとも良い音ではないですね」というコメントをいただき、非常に傷ついた記憶があります。少なくとも我々は、良い音だと思ったのでシェアしたワケなのですが。
当時スタッフ坂本と2人で「ギター弾きが全員アルバートキングの音が好きなわけじゃないもんねぇ…」としんみりしたとか…しないとか? もちろん、その後も懲りずに「ちっとも良い音ではない動画」を変わらず発信して、現在に至ります。我々には「いい音」に感じるので。

話がそれましたが、当店のお客様にも「2万円の電源ケーブルを買う/使うなんて信じられない!」という方と「電源ケーブルは2万円くらいでないと安心できない」という方、両方のお客様がいらっしゃいます。そんな当店が2万円の電源ケーブルをどうやって販売するのか?

「わかる人にだけ買ってもらいたい」というのは簡単なんですが、それじゃ意味がないんですね。なぜならケーブルを変えれば「音は間違いなく変わる」わけで、しかも「音の変わり方にもいろいろあるから」です。つまり音にこだわるのであれば、電源ケーブルは絶対に無視できないから。皆さんがその事実は知っておくべきです。ケーブルを買うか/買わないかは、その後の話です。

と言うことで当店であればやっぱり動画で音の違いを提示しないとダメだろうと言う事になりました。では、撮りましょう。

最初は別の動画の予定でした

先日、EMD PD1がやっと店頭に在庫できる状態(予約分を全て納品した)ので、改めて商品の魅力が伝わる動画を撮影しようと思い、超バーサタイルなギターであるクルーズ/ボトムズアップの2021バージョンと調整から上がって来たフェンダーのツインリバーブを使って音を出したところ、とにかく非常にリッチで「良いな」と思う音が得られました。

ひとしきりサウンドチェックして、ふと「そういえばアコリバのケーブルも使ってみようか」と思い、まず古いベルデンケーブルから赤いケーブル(POWER STAGE)に繋ぎ変えてみたところ、音の分離が良くなり、音の分離感が加わりました。同時に低域のモタつきがすっきりとして、音が明瞭になりました。

そこで、今度は紫のケーブル(POWER STUDIO)に繋ぎ変えてみました。するとハイミッドに存在感が感じられ、フェンダーアンプらしい艶っぽい音がグッと出て来ます。さらに赤ケーブルに比べると低域にコシがあり、エネルギー感も強い。さらに、楽器側のボリュームを絞ったときの音色の変化はかなり如実に表れています。これは面白い&良い音だ、と言うことで突如ケーブルチェック動画へとシフト。

sEのマイク1本(ダイナミック)で録音しようと思っていたのですが、リボンマイクも追加して撮影してみました。定点カメラの映像を抜き出し/加工しているので画質が荒いのはご愛嬌。

今回の動画ではそもそもクオリティーの高い電源ケーブル2本の対比なので結構地味な動画になりましたが、これが製品に初めから付属している一般的なケーブルと比べるとなかなか衝撃的にその差が理解できると思います。

動画です

さて、皆さんは2万円の電源ケーブル、その意味/必要性をどの様に捉えられましたか?ちなみに私は古いマーシャルアンプでも試してみて、圧倒的に赤いケーブルが気に入りました。早速購入したいと思います。紫のケーブルは録音機材(オーディオインターフェース/ミキサーなど)もしくはデジタルプロセッサでも威力を発揮しますが、今回の動画の様にクリーンからクランチまでの真空管アンプ、そしてベースアンプには本当にお薦めです。真空管ベースアンプであれば、さらに圧倒的なエネルギーが感じられると思います。

店頭でもお試し頂けますのでご来店時には是非、チェックしてみてください。

あと、ボトムズアップすごく良くないですか?今回の動画はTONEを常時6くらいまで絞っています。
ご参考までに。

村田