【Blog・動画】Crews SuperEX 2020のご紹介

E.C. 1974年の来日公演でも使用されたそのアイコニックなシェイプ。そしてセットネックギターでありながら、軽やかでしかもミッドレンジに存在感があるギター。E.C.の片腕として一時代を支えた、あのカット・オフ・シェイプのEXPを再現したクルーズ Super EXが再入荷しました。

このギターのポイントは、なんとE.C.ご本人の所有していたギターから採寸されたボディーシェイプを採用している点にあります。加えて、選定されたコリーナをボディーマテリアルに採用。とどめは指板のブラジリアンローズウッド!です。

このシェイプ。このシェイプになった経緯は諸説ありますが、今となっては国宝級のオリジナル・コリーナエクスプローラーを切っちゃうなんて!?という根本的な事はさて置き(さて置いちゃいけないレベルなんですが…)純粋にギターという楽器と見た時に、いろいろなことに気づかされます。

まずは6弦側ボディーエンドが大きく切り取られることで、ボディーの響き/レゾナンスが抑えられる点。EXPモデルが持つ音の個性は、LPモデルなどに比べると薄めのボディーでありながら表面積があるのでアタック音にスピードがありながら、サスティーンが「効く」ところにあります。もちろんFVも同じような印象ですが、EXPは1弦側のボディーがネック方向に向いて大きなところに特徴を持ちます。

多弦ベースなどでも4弦側のボディー設置面積を増やしたり、カッタウェイを大きくとることで低音弦側のレゾナンスを増やす様な狙いを持たせることが多いと思います。EXPでは1弦側の面積が大きいので、プレーン弦の響きが大きくなると言えます。また、この様にカットされたEXPシェイプの場合6弦側のボディーがほぼ対照的なサイズで相対的な方向に伸びます。結果論・後付けな見解ですが、これがサウンドに良い結果をもたらしていると思います。いや、良い結果というか…良いバランスをもたらしている、と言えるでしょうか。

83年のA.R.M.S コンサートの動画

こちらはフルサイズのボディーのEXPですが、アンデイーフェザーローのプレイするストラトのサウンドと比べて全くモタらないサウンドを確認できます。この切れ味。しかしながらSGの様なサスティーンの減衰ではなく、あくまで「バーン」と鳴るボディのサウンドがあります。

70年代のマホガニー材のEXPは、コリーナウッドのモデルに比べると随分とサウンドの傾向が異なります。コリーナのサウンドをフラットとするなら、マホガニーはドンシャリ的傾向にも感じます。いや、マホガニーがフラットでコリーナが個性的なミッドレンジを持っている、と言うべきでしょうか。何れにせよ、言えるのはメタル的ディストーションサウンドには向かない、と言う事です。その辺りは是非、店頭でもお試しいただきたく思います。

Super EXは伝説のギターをリスペクトしながらも「コピーモデル」を作ったわけではありません。細部がオリジナルとは異なります。もちろんサウンドは狙い通り、プレイアビリティーは非常に現代的であり、ストレスなくプレイできるクルーズらしい仕上がりになっています。

是非、お試しください。

おまけ:

…ARMSコンサートの動画みてたら、Super EXで弾いてみたくなっちゃいました。なんちゃって動画です。
近日もう少し詳しいレビュー動画もご紹介できればと思います。

村田

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